他国のダム放流により被害を被る不思議さ

 他国からのダムの放流によって自国が被害を被ると言う韓国のニュースを見て、私は一瞬エッ!と思った。正直そんな事が今の世に起こるのかと思った。私の頭の中にはダムは自国のものと早合点してしまっていた。頭の中には他国からと言う言葉が抜けていた。無理も無い、我々の国日本は島国で他国とは陸続きと言う観念が全く無い。神代の昔以前は大陸とくっついていたらしいが、地図で見るとおり今は日本海で隔てられている。だからこそ我々日本人は生き延び今があると言う事を、あらためて認識させられた。
 もし、これが陸続きだったらと思うと、韓国じゃないがおちおち枕を高くして寝てられないのが現実だろう。ここで私は改めて世界地図を広げて確かめて見た。事故の原因となった北朝鮮・臨津(イムジン)江のダム推定地域は非武装地帯(DMZ)北側約27キロメートルの地点に位置していると言う。我々の感覚からすれば、国境から車でほんの30分の所と聞いて二度驚く。あの今注目のあの無法の国の国境からである。地図で良く見ると、韓国の首都ソウルは、国境(非武装地帯)から僅か50km位しかない。あの暗黒の国北朝鮮から、これだけ繁栄し経済大国として世界の仲間入りしようとしている国、韓国の首都ソウルからである。これが現実なのかあらためて韓国の苦悩と言うか、緊張が再認識された。
 何度も言うが東京と同じように飽食の都ソウルのほんの隣では、今現在飢饉で餓死してる現実を見るに付け、我々世界の人間は本当にこれでいいのかつくづく考えさせられ、1日も早くあの独裁国家を終焉させ、あの国の人々を助け出さなければならないと感じた。