今回の選挙の感想と選挙後の連立体制に思う

 いよいよ選挙となりました。大方のメディアの予想は民主党の圧勝で、ほぼ間違い無いでしょう。思うに、今回の選挙は与党の惨敗と言う予想が、その都度出たから思うのかも知れないが、非常に考えさせられる選挙ではあったと思います。というのは、ここ近年の情報のIT化はめざましく、我々の生活の一端になっていると言うに、選挙の方法・やり方は戦後70年近く殆んど変っていないと言うのもおかしいと思った次第です。まして、世の中こう言う時に、いくらかでも金の掛からない選挙をそろそろ、いや、遅い位だが考える時期に来たんではと思う訳です。そこで、私案があるので紹介したいと思います。ただし、前提はもちろん公職選挙法を改正する事です。
1. 投票をネットとデジタルテレビでも受け付け、いつでも投票できるように24時間とする。
2. 選挙カーを禁止し、テレビとネットで政見放送をする。
3. 世論調査はしてもいいがメディアで発表しない。
4. 被選挙権者の年齢を衆参ともに25歳以上とする。
5. 供託金を撤廃し誰でも立候補できるようにする。
 以上が私が考えた改正私案です。どうでしょうか。

 次に選挙後の連立体制について考えて見たいと思います。
 民主党の鳩山党首は地殻変動と言う言葉を使いましたが、もっともだと思います。55年体制がようやく崩壊し、本当の民主政治の夜明けと言っても過言ではありません。鳩山党首は選挙期間中社民党及び国民新党との連立を示唆していました。いくら衆議院過半数以上維持しても、参議院単独過半数をとれない限りどこかとの連立を考えねばなりません。それはそれで正しいのですが、私は古いイデオロギーを引きずった社民党とは必ず理念政策で対立する筈で、組まずに代わりにこれは私だけの考えだが、少数野党に転落する筈であろう自民党と組むと言うのも1考では無いかと思うようになりました。但し自民党にその勇気があるかどうかだが、それがこの国に一番いい選択なのではと思います。少数野党に転落すれば大政翼賛会とはなりませんし(民主党が300議席以上取っちゃうとなるか)、また来年の参議院選挙までは待てませんから。いづれにしても私は社民党とだけは反対です。 でももし、自民党と連立なんて世論は大反対するでしょうね

参考までに2009年8月25日現在の衆議院選挙前の参議院の会派状況

民主党・新緑風会国民新党新党日本 117(うち新緑風会部分4、国民新党5、新党日本0)
自由民主党 81
公明党 21
日本共産党 7
社会民主党・護憲連合 5(無党籍議員なし)
改革クラブ4
各派に属しない議員 4(うち議長・副議長各1、沖縄社会大衆党1、革新系無所属1)
欠員3