去り行く政権党自由民主党に思う

 のっけからのタイトルで驚かれたと思うが、これはあくまでもメディアが予想した情報に沿ってと解釈して頂きたい。
 第45回衆議院選挙が公示された。これに先立ち17日に恒例の6党公開討論会が行われた。それを見てまず初めに感じた事は、自民党も落ちたもんだなーと思った事である。野党に質問されなくなった事が目に付いた。政権党がである。これまでの調査によれば自民党の支持率が民主党の半分位と発表されていたからであるからだろう。がしかし、我々団塊の世代にしてみれば物心ついた時より、政権党と言えば自民党しか知らず、ホンの一瞬細川・羽田政権はあったが、本当かと言う気持ちとやはりと言う気持ちが交差したのは事実である。何故そうなったのか、いや未だ選挙が終わっていないから断定が出来ないが、6党公開討論会に戻れば自民党はもう野党に戻ったも同然、自らそう感じてしまっている。どうしたと言うのだろうこの体たらくは。何時からこうなってしまったのだろうか。
 思うに私は安倍内閣の時の、平成19年7月の参議院選挙で与野党逆転されてからだと思っている。すべての責任は私は安倍首相だと思っている。参議院選挙で与野党逆転した段階で辞職し、新しい総裁の下で体制を建て直して、いわゆる衆議院の2/3を行使しさえすれば、怖いもの知らずのマニュフェストいらずの政権運営が出来たものを、何を思ったのかまた、何のメンツを考えたのか、私には一向に理解できずまた、それなりの政治参謀も居なかったのか、日本の国の損失のなにものでもない。
 その時の事を考えれば、今の麻生首相に安倍元首相は助言どころの話ではなく、恥を知って議員を辞職すべきと私は考えている。何度も言うが自民党が今言ってるマニュフェストなんてとっくの昔に、やる気さえあれば衆議院の2/3を使い何時でもやれた筈と言う事を、国民はもうすでに知っているから現在の支持率等が出てくるのである。だから、今頃民主がどうのと言っても見苦しく、うそつき呼ばわりされるのがおちである。何で今まで気付かなかったのか、それが政権政党故の慢心か。
 一度正真正銘の野党を味わってみるのも一考だと思うが、もし民主党が今後国民に認知されるような事あらば、二度と政権は回って来ず、恐らく自由民主党は解体されて無くなってしまっている筈だ。