自民党の萩生田光一幹事長代行が越権行為と言われかねない衆議院議長の交代論に言及したが肝心な安倍首相、「モリトモ」問題と同じくこれに対し何のアクションも起こさないのはやはり彼に言わせたのか?

 自民党萩生田光一幹事長代行が26日のインターネット番組「言論テレビ」で、停滞する国会での憲法改正議論を推し進めるための「改憲シフト」の一環として大島理森(ただもり)衆院議長の交代論に言及したことが与野党に波紋を広げている。同党の二階俊博幹事長は30日の記者会見で「立場を考え、慎重に発言するように注意した」と明かした。
 萩生田氏は番組で「大島議長は立派な方だが、調整型だ」と指摘した上で、「有力な方を(衆院)議長に置いて、改憲シフトを国会が行うのは極めて大事だ」と語った。
 二階氏は29日に萩生田氏から「(番組で共演した)ジャーナリストの発言を受けて議長の役割の重さについて解説したが、言葉足らずで誤解を与えた」と報告を受け、萩生田氏はすでに大島氏に謝罪している。
 「三権の長」である衆院議長は第1党から選出されるのが慣例で、与野党を超えた公正な運営をするために所属する会派を離脱して就任する。衆院議長の交代は病気などを除けば衆院選後に行われ、安倍晋三首相が9月中旬に実施する見通しの内閣改造・党役員人事で衆院議長の交代が検討される予定もなかった。
 平成以降、衆院議長が任期途中で交代したのは、元年6月に予算案の自民党単独採決をめぐる混乱後に辞めた原健三郎氏と、27年4月に病気で辞任した町村信孝氏の2例のみだ。
 首相の側近である萩生田氏の踏み込んだ発言の背景には、参院選後、首相が加速化に意欲を示す改憲議論を進めたいとの思いがあったとみられる。しかし、与党内からも反発の声が上がっている。
 
 高市早苗衆院議院運営委員長(自民)は29日、国会内で記者団に「賛同できない。あくまでも(萩生田氏の)個人的な意見ではないか。議長は憲法審査会ばかりではなく、衆院の運営に責任を持っている」と強調した。公明党石田祝稔(のりとし)政調会長も「憲法審で議論することは当然だが、そこでなぜ議長を持ち出さなければならないのか理解できない」と指摘。「意図も含めて首をかしげる」と批判的に語った。
 野党も批判を強めている。衆院議運委の野党筆頭理事を務める立憲民主党手塚仁雄氏は「無礼千万。人事権もなく、全く意味不明だ」と述べた。立民幹部は「首相周辺議員らの傲慢さが極まっている」と切り捨てた。(長嶋雅子)
 
 
これ『自民・萩生田氏 与野党から批判 衆院議長交代に言及 「立場考えて」二階氏注意』と題した産経新聞2019.7.30 21:18の記事である
 
 
安倍首相いつもそうだ!側近に言わせて様子見だ!一番えげつない手法である。自ら何やっても国民は支持してくれると思い込んでいるらしい!こう思って平気でやってる様が長期政権の割に国民に理解されず、敬れない要因と言える。例えればこうやれば恥ずかしいと思わない性格故か。ある意味新人類に入るだろう。それとあの話しぶりである。人間風貌言ってはいけないが、あの甲高い滑舌言葉も減点要因である。
一例をあげれば「日本を取り戻す」を「ネッポンヲトレモロス」と聞こえてしまう事である。国会答弁等で言い変え出来る場合は良いが、先日の4月30日の天皇(現・上皇)の退位礼正殿の儀の式典での安倍首相の挨拶で、「天皇皇后両陛下には末永くお健やかであらせられます事を願って已みません」と言うべきところを「天皇皇后両陛下には末永くお健やかであらせられます事を願っていません」と聞こえた事である。一部のマスコミやジャーナリストが安倍首相は「已む」を「やむ」と漢字が読めなかったのではと批判したが、実際何度も聞いてみると、滑舌のために「願って已みません」が「願っていません」に聞こえたのである。滑舌だと鷹揚に構えて等居られないのである。外交での挨拶で同時通訳が間違って聞かれて訳される場合もあり得るから、たかが滑舌とは言えないのである。十分過ぎる注意が必要なのである。