新天皇陛下は皇太子時代に雅子様に「身を挺してお守りする」として一緒になった経緯から、お后だけでなく国民をも守る気持ちは忘れてはならないものと私は思う

 4日の一般参賀では鶸色(ひわいろ)のドレスをお召しになり、新天皇のお隣で破顔なさっていた雅子皇后。6回のお出ましを無事務められ、今後はいよいよ「ご公務デビュー」となるのだが、思えばこれまでの道のりは、およそ平坦とは言い難かった。
 ベテラン皇室記者が振り返る。
 
愛子さまがお生まれになったのは200112月。束の間、緊張から解き放たれた雅子さまは、翌年の4月の会見では涙ながらに『生まれてきてありがとう』と仰っていました」
 
 が、03年冬には帯状疱疹を発症。その後静養に入られ、翌年には「適応障害」との診断がなされた。現在もなお長期療養が続き、今後のご公務もご体調をみながら取り組んでいかれることになる。
 
「ご成婚以降、雅子さまはしばしば、ご実家である小和田家との“距離の近さ”が取り沙汰されてきました。時に正田家と比較され、また実際に帯状疱疹のご静養中は、軽井沢にある小和田家の別荘で過ごされ、そこに皇太子さま(当時)=以下同=がお見舞いに行かれていたのです」(同)
 
 ハーバード大を出られて外務省に入られた御身にとって、皇室がまるで異質の環境だったことは想像に難くない。何しろ、常にお世継ぎを求められる重圧から、
 
95年に陛下(当時)=以下同=が『国民はみな、あなたたちのお世継ぎを期待していますよ』とお声をかけられたことがありました。ご懐妊の兆しの見えない雅子さまを陛下が慮って仰ったのですが、これに雅子さまは『私の周りで、そんなことを言う人は誰もいません』と言い放たれ、陛下は大いに驚かれていました」(宮内庁関係者)
 
 その後、長期療養に入る直前の045月には、皇太子さまのいわゆる「人格否定発言」によって、世は騒然となった。
 
「ご発言の真意を測りかねた東宮大夫がご夫妻にお電話し、ご説明をお願い申し上げました。雅子さまはこれにいたく反発され『それなら私は皇太子妃を辞めます』と電話口で叫び、切ってしまわれた。そして、お傍にいらっしゃった皇太子さまに向かって『はっきり申し上げておきましたよ』と口にされたのです」(同)
 
 宮内庁をはじめとする周囲へのご不信がピークに達していたのかもしれない。ほどなく、激しいご心情を露わにされた肉声も漏れてきた。
 
〈公務に出られない理由を病気にしているのは宮内庁です。私は病気ではありません〉――。
 
 先の関係者が続けて、
 
雅子さまはご静養に入られてからしばらく、東宮女官に対して強い不信感を持っておられました。お振舞いなどについて彼女らが言い触らし、それがメディアの知るところとなって報じられ、皇室内での確執へと繋がっていると思い込まれていたふしがありました」
 
 実際に“宮内庁は守ってくれない”との思いに囚われていた雅子皇后は、
 
「当時、お心を許されていたのは皇太子さまとご実家だけという状況でした。そこでご実家の家族からも『今を耐えれば、ゆくゆくは皇后になる時代が来るのですから』といった趣旨の励ましを受けていたというのです」(同)
 
 まさしくその御代が到来したわけだが、令和においては、その“励まし”はいかがなるのだろうか。
 
週刊新潮2019516日号 掲載
 
 
 
 
 
「雅子新皇后」ご体調に波、「ご公務選り好み」批判復活に懸念の声
週刊新潮 2019425日号掲載
 
「雅子新皇后」の試練は「トランプ」おもてなし(2/2
〈快復に務めておりますので、何かいい取組に将来出会うことができれば――〉このたび皇后となられる雅子妃について、皇太子さまがこう仰ったのは、今年2月のことだった。その点、525日に来日するトランプ大統領の「おもてなし」は、英語がご堪能な雅子妃にとって、皇太子さまが仰るいい取組にあたるかもしれない。その一方、傍若無人な不動産王を相手にすることが、「後々ストレスにならなければ……」(宮内庁関係者)と不安視する声もあるのだ。
 
 長期療養に入られた雅子妃は、長らく「ご体調の波」に苛まれてきた。快復に向かうかと思えば一転、大きなスランプに陥り、ご公務を長らく欠席されることもしばしば。それゆえ、
「周囲からは“ご公務を選り好みされているのではないか”といった批判が出てきたのも事実です。これまでも、例えば各国大使とご接見なさる時、米国やオランダといった縁のある国々に比べ、その他の大使とはお会いになる回数が少なかった。また東宮御所の清掃をする勤労奉仕団へのご会釈にも、特定の団体の時にしかお出にならない。そういった指摘は、繰り返しなされてきました」(先の宮内庁関係者)
 それゆえ、満を持して臨まれるはずのトランプ接遇においても、
「お力を傾けられ過ぎると、そのぶり返しが心配です。これまでの妃殿下は、大きな行事を控えた折、ご体調を当日に合わせて整えるよう努めてこられました。トランプ来日中の3日間は、全力を傾注されることになるでしょうが、そのために前後のご公務が疎かになりはしまいかと周囲は気を揉んでいます。とりわけ、61日から行幸啓が予定されている愛知県での『全国植樹祭』。こちらは両陛下から引き継がれた三大行幸啓の一つであり、万が一にも初年度から欠席されるようなことがあれば、目も当てられません」(同)
 
“選り好み批判”
 さらに懸念されるのは、「別の国賓が来日した場合、果たしてトランプの時と同じくご接遇なされるでしょうか。最初のお振る舞いとはどうしても比較されてしまいますし、実際に現在、中国の習近平国家主席が年内に国賓として招かれる可能性が取り沙汰されている。この時、かりに新皇后が一部行事をご欠席となれば“選り好み批判”を蒸し返されないとも限りません。これはロシアのプーチン大統領など、来年度以降の国賓についても、もちろん当てはまることです」(同)
 
 それもこれも、すべては傍若無人な“初国賓”にかかっているという。皇室ジャーナリストの山下晋司氏が、あらためて指摘する。
「今年は、即位関係の儀式や行事が目白押しです。中でも10月の『即位礼正殿の儀』、パレードである『祝賀御列の儀』と続いて、海外からの賓客や駐日大使などを招く『饗宴の儀』もあります。11月には大嘗祭も控え、こうした重要な日程に滞りなくお出まし頂くためにも、今は妃殿下にご無理は禁物ではないかと思います」
 かねて雅子妃が望まれていた「皇室外交」は、幕開け早々、とてつもない試練となりそうなのだ。
 
 
これ『上皇さまを絶句させた「雅子新皇后」言行録』と題したディリー新潮5/17() 5:58の配信記事である。
 
 
何度となく現皇后雅子様を批判してきた身としては、それ見た事かと溜飲を下げたような気持である。以前皇太子妃時代より公務より実家を優先してきた経緯を見れば、現皇后は今もってそれは治って居ず、これは正に我儘と言うより、事の重大性を認識してない表れ、つまり小和田家の常識のなさと言えよう。
私はかねてより上皇后美智子様の偉大性を敬って来た。それは上皇后美智子様と言うより、お育てになったご実家の正田家のお家柄の賜物と思っている。それに比し小和田家の教育は正田家とは比べ物にならないほど、雲泥の差と言えよう。雅子様をお選びになったのは時の皇太子その人である。が今天皇となった現在、皇室のしきたりや伝統は天皇となられた現在、象徴天皇として責任をもってその任を共に遂行しなければならない責務を負っているのである。「身を挺してお守りする」として一緒になったのであるなら、それはお后だけでなく国民をも守る気持ちは忘れてはならないものと私は思う。