自民党の岸田文雄政調会長と甘利明選挙対策委員長のそれぞれの安倍首相の衆参同日選に踏み切る可能性の言及を見れば甘利明選挙対策委員長の方が岸田文雄政調会長より政治屋としての質は上と感じる

 自民党の岸田文雄政調会長18日、福岡市で開かれた党福岡県連大会であいさつし、安倍晋三首相が夏の参院選に合わせた衆参同日選に踏み切る可能性はあるとの認識を示した。
 
 「具体的な動きは知るものではない」と断りつつ、「連休明け、関係者が集まるとダブル選があるのではないかという話が必ず話題になる。こういった雰囲気は感じている」と述べた。
 
 岸田氏はこの後、記者団に「何が起こるか分からないのは政治の世界の常識だ。あらゆる事態に備える心構えだけは持っておかなければいけない」と指摘。「より緊張感を持ち、状況を見詰めていきたい」と語った。
 
 一方、同党の甘利明選対委員長は新潟市での党新潟県連大会で、野党による内閣不信任決議案提出は首相が衆院を解散する「大義」になるとの考えを菅義偉官房長官が示したことに関し、「理屈の上ではもちろん(大義に)なり得るが、事実として解散の可能性は極めて低いのではないか、というのが(菅氏)本人の真意だと思う」と強調した。 
 
 
これ『ダブル選「雰囲気感じる」=甘利選対委員長は否定的-自民・岸田政調会長』と題した時事ドットコム5/18() 13:08の配信記事である。
 
 
 自民党甘利明選挙対策委員長は18日、野党による内閣不信任決議案の提出が衆院を解散する大義になりうるとの認識を示した菅義偉官房長官の発言に関し、「官房長官の発言は、理屈の上ではなり得る。しかし、事実として解散の可能性は極めて低いのではないか、というのが本人の真意だと思う」と語った。新潟市で開かれた党新潟県連大会のあいさつで述べた。
 
 甘利氏はその後、記者団に対し、「政権の運営に適していないか国民に問いたい、というのは理屈の上では大義の一つにはなる。ただ、理屈の上で一つになるというのを官房長官が言っただけで、それ以上の深い意味はないと思う」と説明した。
 
 また、甘利氏は県連大会で、県連所属の塚田一郎参院議員による「忖度(そんたく)」発言について「不用意な発言でご迷惑をおかけした。心からおわび申し上げる」と陳謝し、塚田氏に対し厳重注意をしたことを明らかにした。塚田氏は夏の参院選に新潟選挙区(改選数1)から立候補する予定で、党本部と県連が一丸となって支援態勢を取るよう訴えた。
 
 
こっちは『自民・甘利氏、菅氏発言に「解散の可能性は極めて低い」』と題した朝日デジタル5/18() 16:08の配信記事だ。
 
 
政治に興味を持ち、政治に詳しい者ならば、安倍首相の改憲政策を思う時、衆議院を解散すれば、現状議席の確保は難しいと解る筈である。となれば現状の改憲派2/3は良いが選挙後、参院と併せた2/3議席は不可能に近くなる事はバカでも解る。という事は、現実論として衆参同日選はやらない方がとなる。甘利さんの予想の方が正しいとなる。それに比べれば「衆参同日選に踏み切る可能性はある」と判断した岸田さんの読みは少し拙速と見られるし、少々政治屋として見た場合甘いと見るべきである。1昨年以来の例の「モリカケ」問題への危機感が自公には無いのが不思議だ! 余りにも国民・選挙民を舐めている! もちろんそれが無いから岸田さんみたいな考えが蔓延すると言う事なのだろう。日本は余りにも平和になり過ぎた。常識的危機感さえも自覚出来なくなった政党には、よしんば無党派層が多くなっても絶対的常識派が生きてさえいれば、そんな政権党に鉄槌を食らわせられる事を今度の参議員選で示せたいものである。