自民総裁選、安倍さんは今回限りだ!そうではないですか竹下さん!石破さんで行こうよ!

 9月の自民党総裁選への対応で竹下派平成研究会)が揺れている。参院側では引退後も影響力を持つ青木幹雄参院議員会長が、石破茂元幹事長を支持するよう参院竹下派幹部に指示した。竹下亘会長や衆院の派閥幹部らは安倍晋三首相の3選支持で派内をまとめようとしていただけに苦慮している。
 かつて「参院のドン」と呼ばれた青木氏は25日、派閥の会長代行で参院竹下派トップの吉田博美参院幹事長と都内で会談し、石破氏を支持するよう求めた。青木氏はかねて「安倍1強」が長く続くことへの懸念を示していた。吉田氏は竹下氏と対応を協議すると回答し、明言を避けたという。
 竹下派は4月に額賀派から衣替えしたばかり。竹下派の所属議員は55人で、そのうち参院議員が21人を占める。総裁選への対応でまとまりを欠けば、党内での影響力も弱まりかねない。
 参院竹下派内には青木氏に恩義を感じる議員もおり、青木氏の要請をむげにはできないという声が強い。ある参院幹部は「参院竹下派だけ石破氏支持に回る可能性はある」と語る。
 参院選を来年に控えた参院側ならではの危機感もある。総裁選で首相が圧勝して「安倍1強」体制が続けば、首相への世論の不満がくすぶり、参院選自民党が苦戦するとみる向きは多い。
 ただ石破氏支持は青木氏の私的な事情とする見方もある。青木氏の長男、一彦氏は2016年の参院選で合区の「鳥取・島根」選挙区から出馬し、鳥取選出の石破氏の支援を受けて当選した。青木氏は平成研を離れた石破氏と疎遠だったが、参院選を契機に再接近した経緯がある。
 吉田氏は31日に参院竹下派幹部を集めて対応を協議する。8月7日には参院竹下派の議員を集め、参院としての方針を伝える段取りだ。
 参院竹下派が石破氏を支持して非主流派となるデメリットを指摘する意見もある。
 参院田中派をはじめ今の竹下派につながる派閥が伝統的に権力を維持してきた。派閥政治を壊した小泉純一郎首相も参院自民党とは争わず、閣僚の選任などでは青木氏の意向に配慮してきた。
 首相もこの方針を引き継いでおり、昨年8月の内閣改造では参院から4人を入閣させた。ただ、参院竹下派が石破氏を支援することになると、こうした配慮が薄れ、結果的に参院の存在感が薄くなる可能性が出てくる。首相周辺は「青木氏の判断は参院竹下派にとって自殺行為だ」と述べ、静観の構えを示す。
 衆院竹下派からは、青木氏への強い反発が出ている。衆院側幹部には会長代行の茂木敏充経済財政・再生相、事務総長の山口泰明党組織運動本部長ら首相と近い議員が多いからだ。脱派閥を訴えて平成研を離脱した石破氏に懐疑的な見方をする議員も多い。
 竹下派は現在、茂木氏や加藤勝信厚生労働相以外に閣僚ポストを得ていない。派閥が首相支持でまとまらなければ、主流派と認められず、総裁選後の人事でもポストを得られないとの不安がある。幹部の1人は「派閥が一致結束し始めたところで、青木氏に水を差されるわけにはいかない」と危機感をあらわにする。
 竹下氏は8月9日に長野市内で開く派閥会合で派閥としての対応を表明する構えだ。首相支持が軸となるが、参院側が石破氏支持でまとまれば、派閥としての対応が衆参で割れ、影響力の低下は必至だ。派閥としてどうやって力を残すことが最善か――。「自主投票」という選択肢も含め、あらゆる可能性を踏まえた調整が進む。
 
 
これ「自民総裁選、揺れる竹下派 参院で石破氏支持の動きも」と題した日本経済新聞2018/7/30 21:30の配信記事である。
 
竹下派はこんな簡単な絶好の選択肢は無いと私は思うのだが。だっていくら安倍総裁が強くても、今回当選しても、今回限りの総裁だ!今度は無いのである。(党則改正の4選は常識上許されない) だったら石破さんを支持、いや対抗馬を支持しなくても安倍支持でなけさえすれば良いのである。冷や飯食ってもわずか3年だ。そんなことより安倍の悲願である「憲法改正」を担保に交渉すれば、冷や飯等食わなくても良い筈である。どちらにしても「憲法改正」は国民投票否決される筈だから同じである。同じ否決でもギリギリ否決ならメンツも経つだろうが大差の否決で迫れば安倍さんは簡単には無視出来ない筈。そこを突きさえすれば悩む事等ない筈、そうではないですか竹下さん!石破さんで行こうよ!