文科省国際統括官が収賄で逮捕されたが、文科省に仕返しされた官邸の復讐か?

 文部科学省は組織的な天下りあっせんなど昨年から続く不祥事の信頼回復に努めるが、新たに国際統括官の川端和明容疑者(57)が26日逮捕され、冷や水を浴びせられた格好だ。省内からは信頼を取り戻すために改革を求める動きが出る中で、「何でこのタイミングなんだ」と悲痛な叫びが聞こえた。
 「国民から厳しい声が届いている。一人ひとりの職員は現状を再認識し、誠心誠意職務に取り組むことでしか信頼回復の糸口を見いだせない」。私立大支援事業をめぐる汚職事件で前局長佐野太被告(59)が起訴されたことを受け、省内の有志職員が25日、戸谷一夫事務次官らに組織改革を求める文書を提出したばかりだった。
 文書には現役の課長ら40人が呼び掛け人として名を連ねた。若手やベテラン職員が政策形成で主導力を発揮できることや、年次・採用区分を超えた登用などを提案した。
 同省は汚職事件をめぐり、第三者委員会を設置して支援事業の信頼性を検証する方針。しかし、今回の逮捕を受けて、検証が遅れる可能性がある。林芳正文科相は26日、信頼回復へ向けて努力していく決意を示したが、呼び掛け人の一人は「頑張っていこうと奮い立たせていたが、立ち直れないぐらいの衝撃を受けている。言葉が出ない」と嘆く。(2018/07/26-18:30
 
 
これ『信頼回復に冷や水=新たな逮捕に「なぜ」-文科省』と題した時事ドットコム2018726日(木)の記事である。
 
 
この時期に不思議と言えば不思議である。天下り問題で糾弾された文科省次官だった前川さんに仕返しされたと思っている安倍官邸のリーク? そう思われても仕方のない時期とタイミングである。第二次政権より人が変わったように、自信を持ち独裁的強権政治を行ってきた安倍政権である、相手を潰す事なんぞ容易い事だろう。こんな事から考えても安倍政権と言う政権はどうしてこうなってしまったのだろう。安倍政権前の小泉政権でも、自民党をぶっ壊すと言って、派閥政治を本当にぶっ壊してしまった。それが良かったのか悪かったのかは後世に譲るが、安倍政治のやって来た事、戦後政治の統括からはかなり悪い方向に変え、悪しき前例を作ってしまった感が強い。何をやっても許されるとする自信過剰の驕り政権、旧来の「官僚主導型政治」から「政治主導型政治」への誤った「内閣人事局」の設置により、霞が関行政まで安倍政権が掌握するに至った事が少なからず官僚の反発を受けた結果の、本当の意味の「刺しつ刺されつ」の実態と言えよう。これらを指揮した菅官房長官の責任は重いと言わねばなるまい。