東京都議会百条委員会中継を見たが、浜渦さんのしたたかさが際立ち役者の違いを感じた

日曜でもあり休みでもあったので都議会百条委員会中継をジックリと見させてもらった。率直に言って、浜渦さんのしたたかさが際立ち、これでは喚問にもならないと思い、途中で見るの止めた。後でyou-tubeででも見ようと思った。何だかんだ言いながら、流石である。私の大嫌いなあの石原慎太郎東京都知事が全面的に任せた意味が良く解った。人間誰でもそうであるが、右腕となる安心して任せられる人間が居るのと居ないのとでは雲泥の差である。言ってはいけないかもしれないが、私にもこの浜渦さんのような片腕いたらと、半分石原慎太郎東京都知事が羨ましくも思った。この浜渦さん百条委員会の質問委員を完全になめてかかっていた。あれでは浜渦さんに主導権握られてもしょうがない。このような問題は表で試合を挑んでも何にもならない。何故なら良識と法の問題に絞られてしまうからである。何でもそうだがほしいと思った場合は、それを求め逆転するためどんな手でも使う。金にも糸目を付けないのが常道である。それらを表に出さないで決めるために、「水面下交渉」なのである。それこそが真のマーケット原理でもある。唯それが誰が見ても常識の範囲内かどうかである。今回のあの何百億円ものカネが、裕福な東京都では常識の範囲内だったと言う事だろうが、それも羨ましい限りである。やはり金のあるヤツにはかなわない実例だ。
最後に感じたのは、このような事態になってしまった原因の内の一つは、今日見る限り、東京都議の程度の低さがこの問題を助長した可能性が否定できないと言う事でもある。どうも私には今日見る限り、したたかな浜渦さんがこれらの程度の低い東京都議を最初から見越して、この問題を上手く処理したように感じたのは思い過ごしだろうか?
議会は行政のチェック機関であるべきなのに、行政の助長をやり過ごしている。この東京都議会の百条委員会が現在の日本国の三権分立の崩壊を如実に表している一番の良い例と感じた。