甘利氏は党内の派閥横断グループ「さいこう日本」の代表を務めている。メンバーのうち甘利氏と同じ神奈川県内に選挙区がある数人が同調するとみられる。実現すれば麻生派(40人)は二階派(41人)を上回り党内第4派閥になる。
甘利氏は2012年末の第2次安倍内閣発足に伴い、麻生太郎副総理兼財務相や菅義偉官房長官とともに重要閣僚として安倍晋三首相を支えてきたが、昨年1月、金銭授受問題で閣僚を辞任した。盟友関係にある麻生氏の派閥に入ることで、再び存在感を示す思惑がありそうだ。【飼手勇介】
実現すれば細田派、額賀派に次ぐ第3派閥に。自民党麻生派(40人)と谷垣グループ(中核約10人)が早ければ2月にも合流する可能性が出てきた。実現すれば細田派(96人)、額賀派(54人)に次ぐ第3派閥になる。
ともに池田勇人元首相が創設した「宏池会」(現岸田派)の流れをくんでおり、麻生太郎副総理兼財務相と谷垣禎一前幹事長は宏池会から独立した後も良好な関係を保っている。麻生派と谷垣グループの幹部による今月中旬の会合では「合流を一気に進めるべきだ」という意見が相次いだ。
麻生派には「ポスト安倍」をにらんで党内で発言力を強める思惑があり、岸田派(45人)を含む「大宏池会構想」を視野に入れる。一方、谷垣氏は昨年7月から自転車事故で入院中。グループには「谷垣氏が戻るまでグループは絶対に残す」(幹部)という意見も根強く、完全合流に向けハードルはなお高い。【飼手勇介】
自民党では派閥解消してた筈(笑い)だが、どう言う訳か報道とは裏腹に、厚顔に真剣に議論してるみたいだ(国民を欺き平気で議論してる様は国民をバカにしてる)
そもそも派閥とは総裁を狙う集団であり、派閥の長を総裁候補に闘う集団だが、政権党になれば、党の総裁は即首相となり、国の政治を司る国の最高責任者になる。故に派閥の闘いはし烈だ。中には、この甘利氏や菅官房のように風見鶏の如く、匂いを嗅ぎ付け今の職を射止める策士も居る。但しその押した者(総裁候補者)が運がよく勝てば、政治屋としても名分と名士を射止める。だがそれも盤石でなければ3日天下に終わるから名分は得ても名士は難しい。55年体制に風穴を開け自民党をぶっ壊して、小選挙区制に乗り、派閥弱体化の張本人はあの変人小泉純一郎元首相である。それで日本の政治が良くなったかどうかについては後史に譲るが、話を記事に戻せば、この甘利さんや谷垣グループの面々は皆麻生派になびくのは派の親分(麻生元首相)が首相経験者だから、黄昏だからその派のナンバー2狙いのためだろう。谷垣グループの長の谷垣さんは再起不能だから、手っ取り早い派閥を探せば、上記の理由で麻生派が最適となる。政策より損得勘定に秀でる政治屋の連中だ。そのくらいの思慮しかない種族である。とてもじゃないが日本の将来を託す御仁は一人としていない。お先真っ暗である。