ついにトランプ米大統領日本の為替操作に堪忍袋の緒が切れた 被害者はいつも庶民である

 トランプ発言は、アベノミクスで安倍首相と黒田日銀総裁が二人三脚で進めてきた「異次元緩和」を批判したものとみられる。折しも31日、金融政策決定会合後の記者会見で黒田は「通貨安誘導」という指摘に反論していたが、トランプの「口先介入」により、日本は苦しい立場に置かれる可能性が出てきた。
 トランプ政権は巨額の貿易赤字の削減に向け、日本と中国を「為替操作国」に指定し、対抗措置を講じることも視野に入れているもようだ。今月10日の日米首脳会談でも、安倍は直接トランプから、「米国第一のために、円安誘導を是正しろ」と言われかねない。
 この発言を受け、外国為替市場の円が急伸。一時、約2カ月ぶりとなる1ドル=112円台前半まで円高・ドル安が進んだ。午前11時15分現在、前日終値比45銭円高・ドル安の113円07~08銭で取引されている。日経平均も続落し、一時、前日比125円安まで下げたが、その後、前日の大幅安の反動で割安な銘柄に買いが入り、プラスに転じる局面もあった。午前の終値は同60銭安の1万9040円74銭。
 
 
これ『日本は「為替操作国 トランプついに円安誘導批判の波紋』と題した日刊ゲンダイ21日の記事である。
 
 
今までオバマが何も言わない事を良い事に、安倍首相と黒田日銀総裁は好き勝手に自国の利益のみを考えた円安ドル高の為替操作をやってきた。ここに来てトランプもついに堪忍袋の緒が切れたと言う事だろう。私は素人だが、本当に米国が良く黙っていたと感じていた。それなりの経済人たちはそれこそそれなりに危惧はしていた。ここでこれなりの米国の怒りは予想をはるかに超えたと感じている事だろう。早々と安倍さん豊田トヨタ社長との懇談は春のトランプ会談へのお土産会談で会ったろうと思われる。安倍さん本人より、女房役の菅官房は米国が怖くて寝れなかったのではと私は考える。そこまでオバマ米国を侮った事は間違いないからだ。いい迷惑を被ったトヨタは円安利益をここで投資と名を変え吐き出さざるを得ないだろうが。最大の被害者はこの春闘で意気込んでた労組と思われる。可哀そうだがいつもいい事ばかりでない事を知るだけでも、収穫と思わねばならないだろう。安倍さんも罪な人ではある。余りにもいい気になり過ぎた報いである。