米大統領選オバマ政権の弱腰外交を批判のトランプ氏が指名獲得は当然?

 米大統領選の共和党候補者指名争いで、獲得代議員数が2位だったクルーズ上院議員(45)が3日(日本時間4日午前)、選挙戦からの撤退を表明し、実業家のトランプ氏(69)が同党の指名を獲得することが確実な情勢となった。同日に行われたインディアナ州予備選で同氏が大勝し、クルーズ氏が選挙戦の継続を断念した。
 クルーズ氏は、同日夜のインディアナ州での集会で、支持者を前に「我々は選挙戦から撤退する」と表明。一方、トランプ氏は早くも民主党クリントン国務長官(68)との対決を見据え、「我々はヒラリー・クリントン氏を打ち負かす。彼女は偉大な大統領にはなれない」と自由貿易に対する政策の違いなどを強調し、「(本選挙が実施される)11月に我々は勝利する」と述べた。
 これまでの獲得議員数で3位のオハイオ州のケーシック知事は依然撤退の意向を示していないが、トランプ氏が7月の共和党全国大会前に候補者指名に必要な代議員総数の過半数を獲得するのは確実な情勢だ。
 同党全国委員会のプリーバス委員長は同日、ツイッターで「トランプ氏が共和党候補となるだろう。我が党が団結し、クリントン氏を打倒することに集中する時だ」とコメントし、トランプ氏が指名を獲得するとの見通しを明らかにした。
 一方、民主党インディアナ州予備選ではサンダース上院議員(74)が、クリントン氏を僅差(きんさ)で破り、勝利した。クリントン氏が党の指名を獲得するのは確実な情勢だが、サンダース氏は選挙戦を継続する方針で、最終決着はしばらく先になりそうだ。(インディアナポリス=金成隆一、ワシントン=佐藤武嗣)
 
 

これ「トランプ氏、共和党の指名確実な情勢 クルーズ氏が撤退」と題した朝日新聞デジタル54()955分の配信記事である。

 
 
 何のことない強いアメリカを意識したトランプ氏の本音外交の勝利である。日米関係を本音で語っている。特に極東の外交政策は私はトランプ氏の現実外交には賛成したい。とにかく日本の役人みたいな、米国建前政策に飽き飽きした米国民のトランプ乗り移り政策の勝利と私は思う。実際日本との関係の日米安保条約や日米同盟に関しては、米国だけが動き、何もしない日本を守るのがおかしいし、北朝鮮の好き勝手を日本が核保有で抑止して米国にストレスさせない方法は、米国的現実論としては一聴に値しはしまいか。トランプ氏はとにかくオバマ政権の弱腰外交を批判し、強い米国をイメージしてる。流石民間人である。善し悪し別に米国民のうっぷんを晴らす最大の方法とは言えまいか。