福井の永平寺参拝と京都の紅葉旅行記②終わり

4日目は京都に入った。JR嵯峨嵐山駅傍のホテルにした。41回目の結婚記念日だった。いいホテルだったのでホッとした。昨日が余り酷かったからだ。その夜は落ち着いた雰囲気で京料理で祝った。翌日ホテル前から人力車で嵐山の紅葉や竹林の観光としゃれ込んだ。人力車を引く彼が面白い男で、観光もだったが話にも花が咲き私は半分しか観光に目を向けて居なかった。彼は単身赴任で、京都に来ているとの事。本職場は北海道の小樽との事。奥さんを小樽に一人残して、この紅葉の期間だけ京都に来ているとの事だった。私は小樽が好きで3度ほど行ったことがあった。小樽の運河傍のお寿司屋や、ガラス館が好きで良く行ったものだから、話が合い話し込んでしまって、妻に怒られた。今度必ず小樽に行ったらあなたを指名して人力車に乗ることを約束して終わった。そんなこんなで時間がかかり、夕方まで3時間ほどしかなくなってしまったので、距離の近い東映太秦の撮影所に見学に行った。その日は二条城傍のホテルルビノ京都堀川にした。ここは2015年度下半期放送のNHK連続テレビ小説」『あさが来た』(あさがきた)の主人公女性実業家・白岡あさの実際のモデル、大阪を拠点に活動した起業家の広岡浅子の実家の実父三井家の祖三井高益の京都住居跡地がこのホテルだったのだが、たまたま真ん中で二条城近いからと言う理由だったがそう言ういわれがあったとは、何かの因縁なのか。京都駅よりJR奈良線にて東福寺伏見稲荷を観光した。電車内で静岡浜松から来たご夫婦と一緒になり、互いの旅行感等話し合い交流を深めた。京都駅に着いたら時間が少しあったので、京都駅を見て回った。建築の専攻だったので、プロポーザル方式の京都駅興味を持って見た。私には斬新に思えたが、古都京都の香りが少なかったのが悔やまれた。夕食は京都タワーでしたが、私は50年前の高校の修学旅行でこのタワーに昇った事があったから感激がひとしおだった。翌日京都を後にし東京に向かった。13日に秋葉原で上京した私を囲んでのクラス会が計画されてたからである。本当はここで終わって明日帰る予定だったが、計算すると7日帰りになり良くないとの事で、1日延ばし、伊豆に一泊しようとなった。この際だ伊豆で金目鯛の煮つけを食べて行こうとなった。伊東にとった。観光しようとしたらあいにくの雨で何にも出来なかったが長旅の疲れを取るべく、温泉でゆっくりした。翌日つまりは8日目だったが、さすがに私は疲れ失調気味の左足が上がらなくなって来ていた。正直自宅でゆっくりと休みたかった。遊んで来て休みたいとは贅沢だったが、介護で私の体を気遣った妻もさすがにグッタリ来てたみたいだ。早く帰り休ませてあげたいと願いながら新幹線で東京を後にした。
 思えば本当に長い旅だった。が私は心からこの旅行をしたおかげで、自信がついた。本当に有意義な旅行であった。ここまで不満も言わず介護してくれた妻に感謝したい。ありがとうさま・・・・・・。