「ユースホステル」(YH)がピンチだ!それは何故か

 世界最大級の宿のネットワーク「ユースホステル」(YH)が、国内で受難の時代を迎えている。施設数はこの10年間で99棟減少し、昨年の利用客数はピーク時の10分の1、会員数は20分の1程度にまで落ち込んだ。最近の客層は、他の客との交流を望みつつ、プライバシーを重視する傾向が以前より高くなったのが背景にあるという。
 日本YH協会(東京)によると、昨年末現在の全国のYH数は220棟。1974年末の587棟をピークに減少傾向だ。73年に341万人いた利用客数も昨年は38万7千人に。国内外のYHで割引特典がある会員の数は、72年末の63万4千人から3万5千人に減少した。
  日本協会の広報担当、池田和誠さんは、YHの苦戦について、(1)安い宿全体の数が増えた(2)インターネットの普及で安い宿探しが容易になり、ネットワークを持つYHが必ずしも有利ではなくなった(3)YHの建物が老朽化した(4)運営側が高齢化し、後継者も不足している――の4点を主な理由としてあげる。

これ「YHって何? 施設数・利用者激減 門限もやめました」と題した朝日新聞デジタル 7月19日(日)13時2分の配信記事である。

 何故「ユースホステル」(YH)が衰退したのか。その原因がこの記事に有るような理由とすれば、そうしか考えられないとすれば「ユースホステル」(YH)はなくなってしまうだろう。というのが私の考えだ。旅行好きの私は若い時からユース派だったが、酒やタバコの好きな私は正直このユース閉口してた。何故楽しい旅行に嗜好品や門限が必要なのか、私は不満でならなかった。そうしているうちに、大の旅行好きの私はビジネスホテルを利用するようになってから、すっかりユースは忘れて、殆どと言って良い程利用しなくなっていた。第一この自由な世の中に、あんなキビシイルール等あるようなところに誰が泊まる?けっして前記記事の終わりの方の日本協会の広報担当、池田和誠さんが言ってる理由等では決して無い。そんな事思っているとは今後決してユースは復活できないだろう。旅行の楽しさと言うのは確かに知らない人たちとのコミニケーションである事は認めるが、そこにアルコールやタバコがあればそれ阻害されると思う?それが考え方の入り口である。私はそれらが伴うからこそ楽しいコミニケーションが出来ると確信してる。でなければ今時の若者が駅傍のスタンドバーや立ち呑み屋でチョット間の癒しを求める事ないと思う。アルコールやタバコでなくても良い、それらを伴って女の子はスウィーツ等でおしゃべりしてるのが現在なのである。確かに厳しさは緩和されたが、窮屈さはそのままである。そう言う事からしてもこの「ユースホステル」(YH)業界が変わらなければ今後後は無いと思われる。出なければ形態が少し違うが、似てるペンション等に負けるだろう。今考えるときである。