日産自動車は13日、2016年3月期の連結純利益が前期比6%増の4850億円となると発表した。北米市場で大型車の販売が増加。円安・ドル高による利益押し上げも見込む。アナリスト予想平均のQUICKコンセンサス(4月14日時点、20社)の5095億円は245億円下回る。売上高は6%増の12兆1000億円、営業利益は15%増の6750億円とした。年間配当は前期比9円多い42円の計画。
あわせて発表した15年3月期の連結決算は純利益が前の期比18%増の4575億円だった。売上高は9%増の11兆3752億円。年間配当は前の期よりも3円多い33円。東南アジアや中南米での需要減で期中に販売台数計画を引き下げたが、コスト削減や円安などが追い風となり増益を確保した。〔日経QUICKニュース(NQN)〕
アンチトヨタである私としては嬉しい限りであるが、一介の唯の一国民のこの気持ち何んぞ日産自動車には届かないだろうが、何となく嬉しいと言うのが正直な気持ちである。
私は昭和41年の大学入試に失敗し、その1年を東京で予備校に入りアルバイトと両立して現在に至ったのであるが、その時に運転免許証を取ると同時に、ガソリンスタンドにてアルバイトしたのが縁で車には詳しくなってしまった。その時代の乗用車といえば、トヨタ自動車(パブリカ、カローラ、コロナ、クラウン)、日産自動車(サニー、ブルーバード、セドリック、フェアレディ)本田自動車(1300、スポーツS800)、プリンス自動車(スカイライン、グロリア)、富士重工(360)、三菱自動車(コルト、デボネア)、イスゞ自動車(ベレル、ベレット、)、松田自動車(キャロル、ファミリア)日野自動車(コンテッサ)と9自動車会社があったと記憶している。当時は車といえば、今ではトヨタ自動車の1人勝ちだが、当時は日産がスカイラインのプリンス自動車と合併してからは、技術の日産と言われるくらいトヨタを凌駕していた事は案外知られていない。
それにその後に4輪駆動車が現れ、日産はアテーサシステム、富士重工はシンメトリカルシステム等出したが、トヨタはそう言う技術的な目新しいものは無かった。だから我々みたいにセミプロじゃ無いが、それなりにメカに詳しい連中は日産やホンダ、スバルに傾斜してた。その時トヨタは何をやっていたかといえば、そんなメカより、経営企業に傾斜、つまりいかに安く売れる車に傾斜して行った。それが後の在庫を置かないシステム(カンバン方式)に特化して行ったのである。結果高級車から大衆車まで全ての車、全車種と言ってよい車に、パーツを共有した。ために一時期、安っぽいとして不人気になった事あったが、技術的に遅れた弱みを内装や乗り心地に特化し、前記のカンバン方式によって安い車で乗り心地の良さがメカに弱い女性を中心にした、どちらかといえば素人に受け、現在に至ったと言って良い。結果的に技術に固執し消費者のニーズを忘れてしまった日産のアウンゴールが招いた結果といえなくはないし、現代の若者を無視した中途半端な車造りの証が現在のニュースカイラインに見て取れる。私は今でもそのニュースカイラインが現在価格から150万円も安く仕上げた若者向けの車造りをしなかった、日産の現経営陣の戦略の無さを批判したい気持ちである。私みたいな根っからの日産ファンを裏切った日産自動車の罪は重いのである。