「いくら説明しても分からん人は分からない」とほざいて辞任した西川公也農林水産相程度が低くなった国会議員

 私がいくら説明しても分からん人は分からない――最後に残したのは、こんなぼやきの言葉だった。「政治とカネ」をめぐる追及に、強気の答弁を繰り返していた西川公也農林水産相が23日辞任した。地元・栃木や農水省には落胆の声が広がった。
  辞表提出後、首相官邸を出た西川氏は、朝日新聞の取材に対し「違法行為は全くないのに、いろいろ迷惑している」と不満を口にした。辞任の理由については「(内閣に)迷惑かけるわけにいかない」と説明。「私は潔い男だから。つまらんことで同僚の大臣がいじめられないように。私が連鎖を断つという気持ちですから」と淡々と語った。
  国の補助金交付が決まった栃木県鹿沼市の木材加工会社から300万円の寄付を受けていたことなど、一連の「政治とカネ」の問題の違法性の認識について、「法律なんか何も触れていない」と改めて強調し、1分ほどで立ち去った。
  その10分ほど前には、首相官邸で記者団に対し自らの正当性を強調し、説明責任についても「説明は誠心誠意やってきた。法律に触れることは全くありませんでした」と繰り返した。
  農水相に就任してから約半年。環太平洋経済連携協定(TPP)や農協改革といった日本の農政の大きな転換となる政策は道半ばだ。西川氏は「私が辞任することで内閣の仕事が進めば幸いだと思っている」と語った。
  西川氏の地元・栃木県さくら市役所では、西川氏の入閣を祝う垂れ幕が取り外された。西川氏の後援会総連合会長を務める小曽戸広さん(78)は「残念でならないが仕方ない。脇が甘かった」と指摘した。「(政治資金を)どこからもらうかは政治家のイロハ。大臣の資質を問われては、国会審議以前の問題になる。ここでの辞任もいたしかたない」と話した。
  西川氏の選挙区で有機農業を営む杉山修一さん(56)は取材に「この地域では長年、応援してきた人も多い。失望感は大きい」と答えた。

これ「西川農水相、強気の答弁から一転 最後はぼやき」と題した朝日新聞デジタル 2月24日(火)0時47分の配信記事である。

 「私がいくら説明しても分からん人は分からない」とほざいたこの人、差し詰め国会議員なんてこの程度である。法に抵触云々の問題で無い、国民の代議員としての道義的責任の問題である。もう彼らは職業議員化してしまっている。こんな事だったなら同じ議会議員でも戦前の公選制時の衆議院のチェック機関としての貴族院の、多額納税者議員を置いた方がまだましである。お話にならなく恥ずかしい限りである。