自分でやっておきながら、自分で都合悪くなっている「集団的自衛権の行使容認」を封印してる安倍首相に異議を申す。

 日本政府は、憲法9条について、日本を防衛するための必要最小限度の実力の保持とその行使は禁じていないとの立場をとって来た。戦後政治において歴代政府が国会答弁等で、集団的自衛権の行使は憲法で禁じられているだけでなく、こうした憲法解釈は変更出来ないもので、集団的自衛権を行使するなら、憲法改正の手続に訴える必要があるとして来た、それこそその日本政治の立憲主義を根本から否定してる事を、公示前の安倍首相始め首相を含めた293人の自民党国会議員は解かっているのだろうか。総裁に逆らえない、自民党議員なれば党議拘束だからとは言わせない。その重大性が本当に解かっているのだろうか。だったらこの選挙において、当に破綻してしまっている「アベノミクス」の効果云々よりは、当然に、この「集団的自衛権の行使」を前面に押し出して戦うのが政権党としての常道ではないのか。それを、国民を騙すが如く国民の意を問わずに決めたものを、イザ選挙になれば、それを隠すなんぞ、国民を嘲るのもいい加減にせいと私は訴えたい。裏を返せば、選挙の訴えでそれを隠すは都合が悪いからと自分で訴えているようなものだからである。事実を申せば、国民の6割以上が反対のこの「集団的自衛権の行使の容認」には、選挙に差し支えるから話さないのである。そのような選挙で何が300以上の議席の確保だ。これ等、言ったやった当の本人自民党より、選挙民である、我々国民がバカにされてる事に他ならない。それも解からない無知な国民を私は軽蔑する。