5日放送の「ミヤネ屋」(日本テレビ系)で、理研発生・再生科学総合研究センター(CDB)の笹井芳樹・副センター長が自殺したとみられる事件について、司会の宮根誠司氏が「動機がなかなか見えない」「そんなに責任感じなくても」と語った。
この事件について、読売テレビの解説委員の春川正明氏は、STAP細胞の再現実験中であり、理研が今後どうあるべきかも考えていかないといけない時期であることを指摘し「自ら命を断つというのは決してやってはいけないこと」とコメントした。
これを受けて宮根氏も、再現実験が行われている時期であることに触れ「STAP細胞があるのかないのか、世界が注目している中で『なぜ笹井さんは』という…」と、無念さも込め語った。
番組では、改めてSTAP細胞論文に関するこれまでの経緯や関係者の役割を紹介。そこでは、笹井氏は小保方晴子氏の上司という立場でありながら、STAP細胞論文については、最後の段階で洗練された論文に仕上げることが基本的な役割だったと伝えた。
そうした背景からも宮根氏は「笹井さんが最後の論文をまとめる役割だっとするならば、『そんなに責任感じなくても』って僕らは思っちゃいますけどね」とコメント。
さらに宮根氏は、STAP細胞に関する研究や論文作成について、さまざまな人が関わり、理研もバックアップしているとし「非常に強力な体制に見えるが、じゃ一本筋の通った責任の所在はどこにあるのか?という弊害もあるのではないか」と問題提起した。
一方で、自殺について「動機というところはなかなか見えてこないんですけども」と述べ、宮根氏は、問題発覚後、外部有識者による改革委員会が笹井氏に事実上の辞職を提言していたことや、笹井氏が総務課長・人事課長宛に遺書を書いていることが理研の会見で明らかにされたことを指摘。
そのうえで、「自分の処遇というところを非常に笹井さんっていうのは気にしていたのか、心配していたのか」と笹井氏の自殺の動機について思いを巡らせた。
聞くところによれば、テレビ朝日の「報道ステーション」の古館伊知郎キャスターの降板説が実しやかに流れていて、その後釜にこの宮根誠司氏の名が1人歩きしている。私事で悪いが、笹井芳樹氏の自殺に「動機がなかなか見えてこない」等と話しているとは、やはりその程度としか考えれない。まず古館さんの後釜は無理だろう。
笹井芳樹氏の自殺に戻せば、この方は科学者としては正直な方とお見受けした。私はこのSTAP細胞問題が出てからと言うもの、この通りの負けず嫌いの性格、知らないとは言いたくない性格が頭をもたげ、生来の嫌いで不得手な生物学をいくらか勉強した。その結果どう考えても、色んな書物を読んでも、STAP細胞のの存在は否定される事ばかりである。恐らく小保方さんES細胞をSTAP細胞との思い込みとしか考えられなかった。不幸なのはその小保方さんがそれを信じてやまないところにある。ところが名うての論文上手の笹井さん、当初はそれを信じて、NATUREに通る事だけを考えに考えて小保方さんの実験記録を確認しないまま作って発表した論文だ。それに異議を唱えられ、エリート科学者のメンツをヅタヅタにされ挫折してしまった。この焦燥感は余りあると私は思う。今までの人生の中で負けた事の無い人間であった笹井さんである。それらに耐え得る人生を送ってこなかった。本当に日の当たる人生だけだったのだろう。それもそこまでは許されたと思う。が、しかし、同じ研究者であり、どちらかと言えば自分より格下の山中教授のノーベル賞受賞である。かなり焦った事と推察する。今回のSTAP細胞問題で起死回生の逆転を狙ったとしても不思議は無い。ハーバードでそのSTAP細胞を研究してた小保方さんをスケープゴードと考えたのも解る。残念だったのは笹井さん、以来平常心より功名心の方が上まってしまった。残念である。もしも、山中教授がノーベル賞を取らなかったなら、こう言う論文問題起きなかっただろうと私は考える。人生において負けた事が無かった笹井さん唯一負けた事が全ての歯車を狂わしてしまった。これが彼が死を選んだ動機と私は思う。違いますでしょうか宮根さん。