昨日6日の広島原爆慰霊祭の状況をテレビで見た、右傾安倍首相の挨拶小学生以下だ

 広島は6日、米国による原爆投下から69回目の原爆の日を迎えた。戦後70年を目前に集団的自衛権の行使容認について議論が進むなか、平和記念式典で松井一実広島市長は、日本政府に対し「今こそ、日本国憲法の崇高な平和主義のもとで、69年間戦争をしなかった事実を重く受け止める必要がある」と指摘した。安倍晋三首相はあいさつで「核兵器のない世界を実現する責務がある」と表明したが、昨年に続き、第1次政権時で述べた「憲法遵守(じゅんしゅ)」の文言は盛り込まなかった。
 ◇首相「核兵器ない世界に」
 広島市には早朝、大雨、洪水警報が発令された。式典会場の平和記念公園強い雨に見舞われたが、夜明け前から多くの人が訪れ、原爆慰霊碑に手を合わせ犠牲者を悼んだ。雨の中の式典開催は、1971年以来43年ぶり。午前8時に始まった式典には、被爆者や遺族ら約4万5000人が参列し、海外からも68カ国が参列した。核を保有する5大国のうち、中国を除く米英仏露の代表がそろった。
 松井市長は平和宣言に、子供のころに原爆で大きく人生を変えられた人たちの体験を盛り込んだ。建物疎開の作業中に被爆した少年少女や、壮絶な体験をした孤児、放射線による健康不安で苦しんだ子供を取り上げ、原爆を「温かい家族の愛情や未来の夢を奪い、人生を大きくゆがめた『絶対悪』」だと指摘。各国の政治指導者に対し、核抑止力に頼らず、「信頼と対話による新たな安全保障の仕組みづくりに全力で取り組んでください」と訴えた。また、オバマ米大統領の名前を挙げて、核保有国の指導者に被爆地を訪れるよう呼びかけた。
 一方、署名を通じて市民から要望のあった「集団的自衛権」の文言は盛り込まず、核兵器禁止条約の交渉開始を直接日本政府に要望する表現も避けた。過去3回述べた日本のエネルギー政策については触れなかった。
 昨年に続いての出席となった安倍首相は、来年開催される核拡散防止条約(NPT)再検討会議に向け、「『核兵器のない世界』を実現するための取り組みを、さらに前へ進めていく」と語った。原爆症認定については「一日でも早く認定が下りるよう、今後とも誠心誠意努力する」とした。一方、政府の最近の取り組み以外は、昨年とほぼ同じ表現だった。
 式典では、松井市長と遺族代表の2人がこの1年に死亡した被爆者ら5507人の名前を記した原爆死没者名簿3冊を、原爆慰霊碑の下の奉安箱に納めた。これで名簿に記載された人数は29万2325人、名簿は計107冊になった。
 原爆が投下された午前8時15分になると、参列者は1分間の黙とうをささげた。「こども代表」の田村怜子さん(11)と牟田(むた)悠一郎さん(11)が「平和への誓い」で「みなさんをここ広島で待っています。平和について、これからについて共に語り合いましょう」と呼びかけた。【高橋咲子】

これ「広島原爆の日:市長、憲法の重み訴え」とだ押した毎日新聞8月6日10時48分の報道記事である。

 今回特別に興味を持って見た。過日の「集団的自衛権の行使容認」後、どんな挨拶するのか見たくて特別注視した。広島市の松井市長の切実なる訴えの平和宣言と小学生男女2名による、戦争を知らない2代前の子供たちの切実なる訴えを聞いた後の日本国総理大臣の挨拶を聞くに、何と無味乾燥な白々しさに気まずさだけが残った挨拶だった。予想通りと言えばその通りであるが、事世界大戦の終結の因を作った、原爆投下場所での挨拶は、何かゴーストライターの匂いがプンプンしたのは私だけだったのであろうか。これは正に戦争と言う世界最大の殺人を、「非核三原則」の尊重に置き換えたズルイもの言いだった。例え嘘でも良かった。少なくとも戦争放棄の我が国日本の代表たる者の、生の声が一つもみじんも感じられなかった。この事1つとっても、私はこの男を日本国の代表とは認めたくは無い。今度の国政選挙にて退陣して頂きたい思いを誓ったその日の出来事だった。