甘利明経済再生担当相「電力会社で債務超過が続出する。異常事態が迫りつつある」と指摘してるが自業自得に気づかないと言うより悪質な偽善者である

 甘利明経済再生担当相は27日の閣議後記者会見で、原発の代替電源である火力発電の燃料費上昇が電力会社経営を圧迫していることに関し、「事態を放置すれば、産業用の電気料金が東京電力福島第1原発の事故前より5割上がる」との見通しを示した。さらに、電気料金を値上げせずに据え置けば、「電力会社で債務超過が続出する。異常事態が迫りつつある」と指摘した。 

これ「電力、異常事態に=原発停止継続なら―甘利再生相」と題した時事通信 6月27日(金)12時56分の配信記事である。

 ハッキリ言って国民をバカにしてる。今の安倍首相や菅官房長官、それにこの甘利明経済再生担当相たち、政権の重要閣僚たち国民を何だと思っているのか。それほど国民には何をやっても許されると思っているのだろうか。今課題の「集団的自衛権の行使」の問題でもそうである。確かに民主主義国家においては、選挙結果は真摯に受け止めなければならないが、小選挙区と言う特殊性を考えても、得票率においての結果が僅かの自民党が、議席においては8割方を占める異常性を鑑みれば、現在の政策は暴挙と言うしかないのが実情である。
 話を記事に戻そう。安倍首相の「アベノミクス」政策による円安誘導、当然に輸入高により火力発電燃料は、それこそ想定内である筈である。世論の中での原発代替火力発電も想定内であった筈である。なのに今更さも知らなかったように、事もなげに言うその様は完全に国民を侮ってる。逆に、そのその想定がなされていなかったとすれば、今の政権の閣僚たちは本当のバカである。恥ずかしさを思い知らなければならない。こんなバカな事はあってはならないのである。再来年の参議院と恐らく同時になるだろう衆議院の選挙では、確実に敗れる自民党がこれで完全に見えた。またもや政権の交代だろう。