せっかくの橋下党、議員根性に染まり政党助成金をあてにした党に成り下がってしまった

 日本維新の会は5日、石原慎太郎共同代表のグループと橋下徹共同代表のグループに 「分党」した後、衆参両院62議員がどちらに所属するかを発表した。橋下氏側には松野頼久国会議員団幹事長ら37人が、石原氏側には平沼赳夫代表代行ら23人が参加した。衆院議員2人は無所属となる。分党手続きには1ヵ月半程度かかり、橋下氏側は夏までに結いの党と合流して新党をつくる方針。石原氏は7月下旬にも新党を旗揚げする考えだ。
 橋下氏側は衆院31人、参院6人で、石原氏側は衆院20人、参院3人。政党交付金は所属議員数に応じ、双方に分配する。
 橋下氏側の議員は、東京都内のホテルで記者会見。橋下氏は大阪市からテレビ会議方式で参加し「国のために野党再編がどうしても必要だとの思いで、この道を歩むことを決めた」と説明した。「結いの党との合流後、民主党の一部や、みんなの党にも入ってもらい、自民党との対立軸を示すことができる野党を結集したい」と野党再編を加速させる考えを示した。安倍政権に対し「統治機構改革の姿勢に欠けている」と注文を付けた。
 橋下グループの新たな執行部を今国会中に発足させ、結いの党との政策協議を進める。
 石原氏のグループは新党準備会の初会合を国会内で開き、20人近くが集まった。今後週1回のペースで議論する。7月末までに党名や綱領、基本政策などを決定する方針。執行部人事は規約に基づき選出するため結党大会は8月以降にずれ込む可能性があるという。
 日本維新の松井一郎幹事長は、橋下氏側の人数が予想を下回ったとの見方について記者団に「人数どうこうではない。改革を本気でやれるグループができた」と強調した。
  「多数派工作は意識していない」。5日夜、テレビ会議方式の記者会見。大阪市にいる橋下氏は自らのグループが37人にとどまったことを指摘されても平静を装った。
 日本維新の結党以来、「自民党に対抗できる勢力結集」を掲げ、野党再編を訴えてきた橋下氏。だが、今回の分党で石原氏が22人を集め、勢力の3分の1超を失った。橋下氏に近い議員は「石原氏側は『若手を活躍させるため、石原氏は第一線を退く』と、中間派を切り崩していった」と明かす。別の議員は「行っても10人くらいと思っていた」と、橋下氏の読み違いを指摘した。
 橋下氏が野党再編の主導権を握れるかどうかは、停滞する大阪都構想の命運も握る。橋下氏は2015年春の実現を変えていないが、橋下氏が代表を務める大阪維新の会大阪府・市の両議会で過半数割れしており「来年春の統一地方選で勢力拡大を図るしかない」(関係者)のが実情だ。
 そこで橋下氏がターゲットに絞ったのが民主党だ。石原氏との分裂が決まる前の5月下旬、合流協議を進める結いの党の江田憲司代表との会談に同席したのは、民主党前原誠司元代表だった。場所は前原氏の地元である京都市内の日本料理店。関係者によると、連携を促す橋下氏に前原氏は「自主憲法制定を掲げていたら野党再編はできない一と、前向きな様子だったという。
 だが、前原氏らが党を飛び出すと見る向きは民主党内に少ない。野党再編では橋下氏と一致するか、「自身が主導権を握るため、海江田万里代表に代表選前倒しを求める若手の動きに乗り、代表の座を狙っている」(幹部)との声は多い。
 「前原氏が加わらなければ、橋下・江田新党はじり貧だ」。橋下氏側に参加した当選1回の若手議員は、次期衆院選を見据え不安を口にした。
 一方、石原氏側は、首相が目指す集団的自衛権の行使容認に慎重な公明党の影響力をそぐことに当面の照準を合わせる。
  「われわれは石原氏と共に行動します」。5日、衆院第2議員会館の石原事務所で、アントニオ猪木参院議員は 「寄せ書き」に署名した。石原新党に参加するベテランの園田博之衆院議員らが猪木氏に参加を求めて「三顧の礼」を尽くした後のことだった。
 園田氏の狙いは参院議員の確保にある。参院過半数は議長を除くと121議席で、うち自民党は114議席石原新党が7議席以上あれば過半数に達する計算になる。このため、参院で13議席を持つみんなの党にも秋波を送る。
 今週前半には、石原氏の側近が政権の重要閣僚と都内のレストランで朝食を取りながら、連携の在り方を話し合った。
 だが、自民党公明党との連立は14年を超えた。「選挙互助関係」となった現状で連立崩壊は現実昧が薄い。「首相に相手にされなければ厳しい」。別の側近も見通しが立たない現状を率直に認めるしかなかった。

これ「橋下グループ37人 石原氏23人 無所属2人 進む道共に視界不良」と題した共同通信6日の記事である。

 私は橋下徹の支持者だったから非常に残念である。確かに選挙には金はかかるかも知れない。でも行政のムダを追求して来た橋下徹だったらと私は長い目で見て来た。だが最初の国政進出した時、選挙費用はあくまで本人負担を義務付けた。ここからが国政への失敗だったかも知れない。政治に無垢だったからこそ橋下徹らしい選挙費用は本人負担とした。それは理解する、がしかし、私はかっての田中角栄のようにとは言わないが、少なくても何某(なにがし)かの援助はすべきだったと思っている。我々は日本人である。だから袖の下でもとは絶対言わないが、情の国民である、そこをも少しアピールしてたらこれ程までの橋下株下がらなかったと私は思う。原理原則の法を間違えたと言って良い。単的には非情で冷たいとみられてしまった。当初の橋下徹だったらそんな金のかかる選挙の法を変えてからやった筈である。それが出来なかったと言う事は、マスコミにチヤホヤされいい気になって慢心してしまった事にある。そうなれば橋下徹のキャラは半分以下になり誰も鼻も引っかけなくなるは必定である。正に彼は今それである。どうか彼には一考して頂き、初心に帰ってもらいたい。何故ならあまたの政治人(政治家とはとても言いたくない)の中で、それなりの価値観を持ってやれる人物と私は思っており、と言うより願望に近いかもしれない。
 もう一つ言いたいのは、民主と手を握るのは大変結構であると思うが、事、前原誠司元代表だけはやめた方がと私は言いたい。政治人としては確かに魅力だろうが、信念が無さ過ぎる。つまりほどほどの隠れた情を併せ持つ人間を選ぶ事をお勧めしたい。
 
 
イメージ 1
 
イメージ 2