南アフリカのマンデラ元大統領の追悼式で手話の通訳がデタラメだと批判したテレビニュースがこんなにも違うのはどうしてだ?

 南アフリカマンデラ元大統領の追悼式典で、手話通訳がでたらめだったと批判されている男性が、地元紙の取材に応じ、当時の状況などについて釈明し、謝罪した。
 手話通訳をした男性は「突然、スタジアムに天使が舞い降りた」と語った。
 男性は、追悼式典の最中に、突然、集中力を失い、幻覚や幻聴のような感覚に襲われたと説明し、以前から精神的な病気の治療を受けていることを明かした。
 手話通訳をした男性は「気分を害してしまった皆様に謝罪したい」と語った。
 男性は2012年、ズマ大統領の手話通訳も務めているが、政府は、男性を派遣した会社を調べたところ、存在していないことがわかったため、調査を続けるとしている。.
こちらは『マンデラ氏追悼式典「手話」騒動 手話通訳の男性が謝罪』と題したフジテレビ系(FNN) 12月13日(金)6時44分配信テレビニュースである。
 
 ネルソン・マンデラ元大統領の追悼式で手話の通訳がデタラメだと批判が出ている問題で、渦中の通訳の男性が取材に応じ、「途中で意識が遠のき、覚えていない」などと話しました。
 
 
『「途中で意識遠のいた」“デタラメ手話”男性が釈明』と題したテレビ朝日系(ANN) 12月13日(金)17時4分配信テレビニュースである
 

 同じ題材のニュースでこんなにも違うニュース初めて見た。
 少なくともフジテレビ系のニュースはこんなのニュースと言えるのだろうか。派遣された記者とカメラマンこんな中身のない題材で本当に取材したのだろうか。第一報とは言え、チョっと違うのでは無いか。ニュースとは素人の私が言うまでも無く、的確・簡潔さが無ければそうは言わないと思う。
 このフジテのニュースは、肝心なこのインチキ手話通訳者が何故インチキだと解ったのか、一番見る者の知りたい事に触れていない。それを知らせず、それを既成事実化して、そのインチキ手話通訳者の言い訳等映像で流しても何の意味も無いと思う。このニュースを見た者としては、甚だ消化不良の何者でも無かった。また不思議なのは、このような映像を許可したフジの上層部の頭の構造が理解できない。もっとも私は近来よりこのテレビ会社をニュースメディアとは思っていない。唯の芸能専門テレビ局としか考えていない。私にとっては見なくても良い、無くても良いテレビ会社ではあるからだ。