「NHKスペシャル 激論!ニッポンの平和」を見て「平和」とは人間同士の付き合いと同じである

 番組は終戦記念日の15日19:30からでした。NHKのホームページからの抜粋を下記に記す。
 
シリーズ日本新生 戦後68年 いま、"ニッポンの平和"を考える
 
2度と戦争の惨禍を繰り返さないと誓う終戦の日。戦後、大切に守ってきた”ニッポンの平和”を、次の世代にどう引き継いでいくのか、その道筋について考える。「戦争を放棄し、国の交戦権を認めない」憲法のもと、第2次世界大戦の荒廃から、戦争のない平和と繁栄を築いてきた日本。しかし今、中国の台頭や日米安保の変化など、日本を取り巻く状況は激変、平和を守るための国のあり方そのものが問われている。日本人の平和観についての世論調査や、さまざまな意見を持つ市民たちの討論をベースに、20代から戦中派まで世代の違う論者たちが”ニッポンの平和”の”今”と”これから”を考える。
 
識者の出席者(敬称略)
 
 半藤一利(はんどう かずとし 1930年5月21日 )作家 昭和史
 
 伊勢崎賢治(いせざき けんじ、1957年7月6日 )は、東京外国語大学総合国際学研究院(国際社会部門・国際研究系)教授
 
 岡本行夫(おかもと ゆきお、1945年11月23日 )は、日本の外交評論家
マサチューセッツ工科大学 シニアフェロー
 
 宇野常寛(うの つねひろ、1978年 - )は日本の評論家。企画ユニット「第二次惑星開発委員会」主宰。批評誌『PLANETS』編集長。身長181cm体重62kg。既婚。立命館大
 
 土井香苗(どい かなえ、1975年8月22日 - )弁護士 東大卒
 
 岩田温(いわた あつし、1983年(昭和58年)9月10日 - )は秀明大学講師。特定非営利活動法人日本保守主義研究会代表理事
 
 ネット参加 ケント・カルダー(Kent Eyring Calder, 1948年 - )はアメリカ合衆国政治学者、専門は日本政治 ライシャワー東アジア研究所
 
進 行
 三宅民夫(みやけ たみお)は、NHKの元エグゼクティブアナウンサー(理事待遇)。現在は嘱託職。早稲田大卒
 
 守本奈実(もりもと なみ、1981年1月18日 - )は、NHKのアナウンサー学習院大文卒

 私は今回表題をテーマにした事は大変な失敗をしたと後悔をした。何故なら永久に平行線となるテーマを選んでしまったからである。「平和」とは人夫々に置かれた環境、経験した事柄によって皆考えが違うからである。人間皆顔が違うように、この「平和」に関する考えもその顔の数だけ違うからである。事実、この番組の市民の討論を聞いて納得した。
 岡本さんも言っていたが、世界大戦の戦争の総括をし無いままにこの問題を考えようとすると、戦争を経験した人、戦争を経験した人からその様子を直に聞いた人、また戦争を知らない人、またマスコミの報道からしか戦争を知らない人等々、夫々置かれた環境が皆違えば、自ずからその戦争への考えが皆違う。もしかしたら、永久に結論の出ない唯一のテーマでは無いかと私はこの番組を見ながら気付いたのである。
 お陰で私の考えが180度変わってしまった。この番組見るまでは、私は急進的な改憲派だったが、今は、何も憲法変えなくてもと考えるようになってしまった。おかしいが事実である。つまりこの憲法が、日本の色々なそれこそ日本国民全ての人に対しての抑止力になっているのじゃないかと考えた訳である。
 そこで私は考えた。平和の反意語戦争は何の事無い、簡単に言えば「けんか」何だと思った。そこで平和を考えるためにある例えを思いついた。
 この「平和」について考えるために、もし皆さんが、知らない他人に、急に頬をブン殴られたらどう思い、どう行動するのかと。
 私だったら状況判断して、自分に非が無い場合は、目には目をで殴り返すだろう。でないと殴ったヤツにアイツは何をやっても何も言わないと甘く見られ、今後に禍根を残すからだ。戦争否定派は因果を考えずに、果たして黙って何もせず、戦う事そのものを否定して我慢をするだろうかと言う事になる。私には出来無い。果たして戦争否定派はその意味も解かり、自分に非が無いと解かっても黙っているのだろうか。「平和」と「戦争」の考え方とはそう言うものではないだろうか。そしてもう1つ、人間の付き合いと同じであるが、アイツを甘く見ればやけどをすると植えつけるのも、作戦である。いわゆる軽く見られなくするのも付き合いのコツであるからである。
 国の外交とは付き合いと思えば良いとも言えるからである。