先日の日曜日(11日)のNHK日曜討論【医療・介護・年金社会保障の将来は?】を見て、このお偉いさん達はしょうも無い人々である。

   NHK日曜討論のホームページを抜粋すれば下記になる。
 忙しかったので昨日録画で見た。
 
《テーマ》
今月6日、政府の社会保障制度改革国民会議が、将来の社会保障のあり方について報告書をまとめ、安倍総理大臣に提出しました。報告書では、高齢者に偏りがちだった給付のあり方を見直し、子育て支援など若い世代も含めた「全世代型」への転換を目指すと共に、世代ごとの格差を是正するため、高齢者にも経済力に応じて負担を求めるなどとしています。
超高齢社会を見据え、医療・介護・年金制度などを今後どのように改革していくべきか。そして給付と負担のあり方は。厚生労働大臣国民会議の会長、そして専門家が討論します。
○出演者情報
厚生労働大臣      田村憲久
社会保障制度改革国民会議会長・慶應義塾
             清家 篤
同志社大学教授       橘木俊詔
▼日本ケアマネジメント学会副理事長・立教大学講師
             服部万里子
国際基督教大学教授   八代尚宏
 
○司会 NHK解説委員   島田 敏男
 

 我日本国の最大のテーマ「医療・介護・年金社会保障の将来は?」のこの番組を見てて私は正直消化不良を起こしてしまって、かなりの幻滅を感じてしまった。企画したNHKに対してもである。確かにこの問題を討論すれば、この番組で話したようになるのだろうが、私はこの将来いやもう既に始まっているが、現代の少子高齢化を通り過ぎて、始まっているこの高齢社会に対処し得る基本問題をないがしろにしての、空論とさえ思った。
 この問題の本質はどんな偉い事を考えても、問題はその原資である。自助・共助・公助の問題を定義はしてるが、それの本質を飛び越えているとしか思えなかった。それを避けてはそれこそ空論に過ぎない事をこの政府の担当大臣を初め、このお偉いさん方々誰も指摘しない。つまりは現状が全てベストからの出発だ。出来なかったが改革しようとした民主党より数歩後退の念さえ浮んだ。
 討論内容を大まかに要約すれば、全ては過日に出された政府の社会保障制度改革国民会議の将来の社会保障のあり方についての報告書が原資になっての討論だった。
 
社会保障給付費の推移。
平成元年の45兆円から年々右肩上がりに増え、平成22年には103兆円に拡大。そして全ての団塊の世代が75歳以上になる平成37年には149兆円になると試算される。

介護保険の改革として
 ●介護サービス
   高所得の高齢者の利用者負担を増やす。
 ●「要支援」サービス
   (介護サービスから切り離して)市町村事業に移行。
 
②年金制度改革
 ●抜本改革
   引き続き議論。
 ●支給開始年齢の引き上げ
   「中長期的課題」を引き続き議論。
と言う事になろう。
 
 私はいつも不思議に感じているのは、どうしてこうも、国会答弁のようになろうと言う事である。これでは全くの官僚・役人の作文ではないのかと言う事である。
 ある意味それはそれで良いとして考えるならば、だったらあの「大規模年金保養基地(グリーンピア)事業」の責任所在はどうなったのか。まずそれを明らかにしてからの事ではないのかと私は言いたいのである。つまりこの討論のお偉いさん達はこれらのムダを見直し、そして医療費の内容の実態、そしてそれらに群がる、天下りと政治の介在、ムダはもっとある。これらを見直し、もう少しスリムにしてから、どうしても足りない部分を公的資金(税金)でと言う発想が皆無だからである。これら偉い人方でも収入以上の支出するのか、普通のそれほどバカな人間でも解かる事である。社会保障費を家計に見立てれば、給料が少なくて好きな事出来ない時にじゃあどうするか。給料を上げようと努力しても一朝一夕に出来無い事は解かる筈であり、じゃあどうする?どんなバカな人間でも、まず、支出を削ろうとするのが道理である。
 会社経営でも業績が悪化したらまず何を先にやる?。そりゃ売り上げを上げるのが最大の努力目標であるが、当り前の事を当り前にやろうとすれば初めに支出の経費の節減では無いか。こんな当り前の事を当り前にやろうとしない、政府はおかしいのである。あくまでも現状はベストでは無いのである。そこが解からない日本の舵取りを担う、政治家と官僚・役人は能無しと言いたいが、その実、頭脳は天才である。何故なら、自分の腹の痛まない金を自由に出来る環境にあり、自分らの夢を他人の金を当てに好き放題だからである。自分の夢を他人の金で買ってる輩達だからである。それの良い例がグリーンピア事業だった。良い証である。