おおさか維新と安倍独裁の蜜月いつまで続くか見ものである

 橋下徹大阪市長18日、任期満了に伴う記者会見で正式に政界引退を表明した。今後の課題として統治機構改革のための憲法改正の必要性などを指摘した。橋下氏が結成した国政政党「おおさか維新の会」は創業者が表舞台を退いた後も、政策が近い首相官邸との互恵関係が続く。
 「最後は政治力、それだけだ」。橋下氏は政策実現のため、首相官邸との連携は不可欠だとの認識を強調した。おおさか維新代表の松井一郎大阪府知事とともに、菅義偉官房長官らと親交を深めてきた経緯を念頭に「関係があるのとないのとは全然違う」と語った。
 菅氏は18日の記者会見で「大阪府知事、市長の任期で地方分権行政改革に大なたを振るった。捨て身で仕事に取り組んできた」と橋下氏を持ち上げた。安倍晋三首相と菅氏は19日に都内で橋下、松井両氏に「慰労」の名目で会う。今後も意見交換を続ける見通しだ。
 橋下氏は約8年間の政治家生活で、国政進出の足場固めを進めてきた。地方分権を進めるための政策として「大阪都構想」の実現を掲げ、2012年に国政政党「日本維新の会」を結成。石原慎太郎氏が率いた「太陽の党」と合流し、影響力を強めてきた経緯がある。
 橋下氏は5月の都構想否決で政界引退を表明したにもかかわらず、10月に新たな国政政党を結成した。国政復帰の観測も消えず、松井氏も「少しの間の休憩だろう」との見方を示す。
 橋下氏は記者会見で「目標を決めたらありとあらゆる方策を立てる」と強調。自らがめざす統治機構改革のため、官邸の協力を得ることもあるとの考えをにじませた。
 橋下氏がおおさか維新に託した最大の政策課題は憲法改正だ。同党の綱領には統治機構改革や地方分権をめざすと明記。記者会見でも「行政の意思決定の仕組みを変えるために憲法改正は必要だ」と繰り返し強調した。
 改憲の発議には衆参両院で3分の2以上が必要。橋下氏は「自民、公明両党とあわせて議席を確保するのは非常に重要」と述べ、来年夏の参院選で争点にすべきだとの考えを示した。
 引退前に、自公と連携した改憲の実現を打ち上げたことで、橋下氏の意をくんだおおさか維新の動きは注目を集める。改憲が持論の首相への同調姿勢には「橋下氏が『応援団』に加わってくれれば心強い」(周辺)と期待の声も強い。
 
 
これ「おおさか維新、官邸と互恵関係継続 橋下氏引退後も」と題した12月19日115日本経済新聞電子版の記事である。
 




 大阪市長を退任した橋下徹氏と安倍晋三首相が19日、東京都内で会談する。国政政党「おおさか維新の会」の前代表でもある橋下氏は憲法改正に意欲を示しており、今後の連携が話題となる可能性もある。退任直後の会談は、「政界引退」を宣言した橋下氏に対する政界の復帰待望論や警戒感に拍車をかけそうだ。


 会談は6月以来で、おおさか維新の新代表の松井一郎大阪府知事と、菅義偉官房長官も同席する予定だ。


 橋下氏は「統治機構を一から設計し直すのは政治家の役割」と改憲に意欲を示し、松井氏も「(改正の発議に必要な衆参の)3分の2のグループに我々も入る」と自民党との連携を視野に入れる。一方、菅氏も周囲に「首相も私も橋下氏の改革や捨て身の姿勢を評価している」と語る。会談は橋下氏「引退」後も、政権との“蜜月”が続くと確認する機会になりそうだ。


 


 


こっちは「首相と橋下氏、都内で19日会談 松井大阪知事も同席へ」と題した朝日新聞デジタル 1219()515分配信の記事である。


 


 


 形の上では政策が一致してと言う事であろうが、安倍晋三家の悲願達成課題の「憲法改正」の補完勢力で、尚且つ自民から見れば公明へのプレッシャーとして、逆に維新からは、最大権力者安倍晋三との蜜月PRでしか無い! 無知な素人を騙す格好のパフォーマンスである。橋下徹不在の間の選挙対策安倍晋三が呑み協力をすると言う事だろう。代表としてそれしか能のないローカルな松井一郎大阪府知事の考えそうな事である。政権側の菅官房も考えそうな事ではある。

 もうそろそろ柳の下のドジョウも察知して動く事だろう。最大の敵は国民≒選挙民である事をもう一度考えてみた方が良い。でも意外と無知だと思ってた国民≒選挙民は侮れないかも知れない。