受刑者の自殺が増えている

 兵庫県加古川市八幡町にある官民協働の刑務所「播磨社会復帰促進センター」は1日、単独室内で60代の男性受刑者が首を切りつけて自殺したと発表した。
 同センターによると、1日午前4時40分ごろ、プラスチック製下敷きを三角形に割って作ったナイフ状の破片で首の右側の動脈付近を切りつけ、血を流して倒れている受刑者を巡回中の刑務官が発見。同市内の病院に搬送したが、約1時間後に死亡が確認された。
 下敷きは受刑者の私物で、室内から遺書が見つかったが、約30分前に巡回した際には異常がなかったという。只川晃一センター長は「収容者が死亡したことは遺憾。動静視察、心情把握を徹底し再発防止に努める」としている。
 同センターは民間企業が運営に参加するPFI刑務所
 

これ産経の報道である。
 
 

 昨年12月にも、兵庫県尼崎市の連続変死事件の角田美代子容疑者(64)が留置場で自殺したばかりである。こうも続けば、警察あるいは法務体制への不信が募りひいてはそれが国家体制への不信へと繋がるのである。
 
 私は死刑の積極的存続者では無いが、遺族の心情を思う時、当然の刑と是非る。受刑者及び容疑者の自殺で一番困るのは真相が闇に葬られる事である。ひいてはそれが、一生遺族の心に傷として残ってしまう事である。刑以上に遺族への追い傷とししてしまって残る事なのである。これ程の辛さは無いと思う。法務当局者の益々の精進を請いたい。