東京都の石原慎太郎知事(80)の電撃辞職表明を受け、知事の強いリーダーシップの下で進められた「独自施策」の行方に注目が集まっている。
◆基金“塩漬け”
沖縄県の尖閣諸島購入・活用を名目として、全国から集めた寄付金は、同諸島が国有化された9月以降も、増え続けている。総額は25日現在で約14億7800万円。石原氏は「自民党中心の新しい政権ができた後、尖閣諸島に船だまりなどを整備するために使ってもらう」と繰り返し強調してきたが、使い道は定まっていない。
都の担当者は「将来的に誰に託し、どのような形で活用してもらうかは全く決まっていない」と困惑の表情。年度をまたぐと、会計処理上、都の収入に組み込まざるを得ないため、あえて使わずに基金の形で“塩漬け”にしておくしかない。
読売新聞の報道だ。
今朝フジ芸能テレビで、珍しく石原知事等政治の難しい事をやってたが、何だかんだ言っても、東京の財政を立て直したような事を言って褒めてたが、この東京都の財政であれば、支出を抑えるため、たった1日都民の事をやらないで、じっとしてれば、何億も浮く財政である。ピーク時にはざっと5兆円を越える歳入の贅沢な財政である。例え無能な知事であっても何とか出来る唯一の自治体である。だからその贅沢資金を狙い、早速ハイエナの如く東国原さんと言う元お笑いが手を挙げた。そんな自治体でもある東京都は。
でも、日本と言う国は面白い国である。何か官僚や政治家が、わざと法律や条例を作って難しくしてるとしか思えない事がある。今回にしても、この寄付金、寄付金者に戻そうとすると、税法上簡単にいかなくなるそうである。こんな簡単な事どうしてこうも、法を盾に建前論をかざすのであろうか。一旦寄付してまた戻せば、収入や、贈与みたいに考えないで、どうして今回限りの特例として対処を行おうとはしないのか。だから官僚機構に染まってしまった役人は頭が固くなる良い見本である。