赤ちゃんパンダ誕生に皮肉言う人間石原都知事に思う

 赤ちゃんパンダ誕生について、東京都の石原慎太郎知事は6日の定例会見で、「全然興味ない、あんなもの。2年たったら(中国に)返さなくちゃいけない」とつれなく語った。石原知事は出産前の会見では尖閣諸島問題に絡んで中国に皮肉を込め、「センセン、カクカクと名づければいい」と発言。この日も記者が「赤ちゃんは1頭だったが」と尋ねると、「センカクとつけて、返してやればいい」と話した。
 
 
産経の報道だ。
 
 

 私はこの男の批判をして、ブログに載せたばかりであるが、改めてこの生意気さを糾弾したい。
 少なくとも、このパンダの赤ちゃんの誕生、どうして素直に喜べないのか。何を粋がっているのか。何をカリスマぶっているのか。
 損得も何も考えない正直な子供たちが喜んでいるのに、こう言うのは人間として最低の人間と私は思う。決して人の上に立つべき人間では無いと思うし、人の痛みが解かる人間のみが人の上に立つべきだと思うし、どんなに頭がキレて仕事が出来ようが、こんな人間が支持されるべきでは無いと私は思っている。
 私はこんな男がどうして支持されるのか理解が出来無い。
 彼は知事として何か勘違いしてるように私は思っている。それは、東京都知事として自分は圧倒的に支持されていると未だに思っている。たまたまの本音が、政治家としての歯切れの良さが国民に新鮮さを感じさせている事も事実ではあるが、それも彼特有の計算された発言とも言えなくは無い。ただ、予算的に苦しい自治体にあって、苦労しないでの年間4.5兆円前後の税収が見込める、裕福な自治体の首長だからこその発言とも言えるのである。羨ましい限りである。逆説すれば、だからこそ誰でも出来るとも言えなくは無い。だからこそ、知事として、都庁に朝登庁後2時間ぐらいしか居ず、後は副知事以下の職員に任せ、自分は好きな事やってられるのである。こんな楽な商売他に無い。つまり、肝心な事だけやってれば何をしても良いと言うのが彼の方針なのだろう。でも民間の損得に縛られた民間の企業だったらそれも許されるであろうが、選挙の洗礼を受けた公人には当てはまらない所業であると私は思っている。損得のみで語られるほど公人は甘くない筈である。自分は何をやって居たのか、オリンピックや銀行等かなりの失政をカバー出来るくらい彼は仕事してる訳では無い事を都民は気付くべきである。