野田首相、現在の最優先課題は国家ではなく、民主離党を防止する事?

 野田佳彦首相が民主党の運営を引き続き輿石東幹事長に委ねた。党内融和を念頭に衆院解散・総選挙先送りを訴えてきた輿石氏の続投で解散先送りのサインを出し、選挙に不安を抱える中堅・若手の動揺を抑えるのが狙いだ。代表再選に伴う党人事や内閣改造で、政権浮揚よりも離党防止を優先しようとする首相の 「輿石氏頼み」。内向き人事が野党を刺激するのは確実だ。
  「心と力を合わせながら党と政権の運営を果たしたい」。21日に再選を決めた直後、首相は支持議員らに心構えを語った。 「心合わせ、力合わせ」は輿石氏の口癖。融和の標語に使われてきた言葉をあえて発し、輿石氏にラブコールを送った。
 だが小沢一郎元代表との艮好な関係が期待されながらもヽ消費税増税をめぐる小沢氏らの離党を食い止められなかった輿石氏の責任を問う声は党内に残る。首相は回答を保留した輿石氏に「それはみんなの共同責任だ」とま乙話し、了承を取り付けた。
 こうした首相の姿勢に、前回代表選で争った海江田万里経済産業相も23日のNHK番組で「続投は党内融和のシンボルになる」と歓迎した。
 幹事長人事をめぐっては、岡田克也副総理や前原誠司政調会長の名前も一時、党内で浮上した。だが、消費税増税を政権と党で要となって進めた両氏への反感は一部議員に根強い。
 党内にはあと9人の衆院議員が離党に踏み切れば、衆院で与党過半数割れに追い込まれるとの危機感がある。首相周辺は「『岡田幹事長』だと離党者が10人を超える」と打ち消しに走るなど、首相の選択肢は狭まっていた。
 首相は1回生議員らを副大臣政務官に積極登用する考えも示す。「輿石氏続投」と併せ、選挙基盤の弱い若手に配慮しようと躍起だ。
 一方、首相批判の急先鋒原口一博総務相を代表選で支持した若手は「輿石氏は、首相のこだわる政策に異を唱えたことが一度もない。融和はあり得ない」と反発、引き続き離党も視野に入れる。首相に近い別の若手は「党の支持率が低いからみんな離党を考える。人心一新が必要なのに、なんで首相は分からないのか」と嘆いた。
  「『近いうちに』解散と言いながら、怖いからと選挙を延ばしたら国民の強烈な批判を受ける」。自民党大島理森副総裁は23日の講演で、輿石氏に頼る首相を念頭に早速こう発言し、解散先送りにくぎを刺した。
 自民党の協力が得られなければ衆院の「1票の格差是正」の実現、2012年度予算執行に不可欠な公債発行特例法成立もおぼつかない。「守りの人事」は首相が目指す「決める政治」をも遠のかせる危険性をはらむ。
 
 
これ共同通信の記事である。

 
 
 現状では野田政権に対して国民の不満が最高潮に達している。例えすぐ解散せず、来年の任期での総選挙でも民主党の大敗は免れないだろう。そうなれば当然政権を外れ少数野党に転げ落ちるは自明の理である。だからこそとは思いたくないが、駆け込み大臣の希望者がありすぎて、野田さん頭が痛いだろうと変に推測する。だとすれば、今後の任期までの政権運営やりやすい事この上無い。野田首相野党に転げ落ちても、良し悪し別に消費増税10%に上げた総理大臣として永久に史上に刻まれる。どっちに転んでも損が無いのは野田首相自身だけである。それを意識してか知らずか解からないが、絶対やらない、絶対やれないと思ってた、輿石幹事長の留任、それもわざわざあなたしかいないとのお願い形式にしてまでもである。これは何を意味するか。何の事は無いこの日本国宰相野田佳彦には日本国非ず、あるのは如何に民主党の体裁を繕うための離党防止だけの自己中心政治だけである。