「大阪維新の会」は民主の駆け込み寺か

 橋下徹大阪市長率いる「大阪維新の会」が次期衆院選前に政党化を推進する方針を固め、10人を超える現職の国会議員が合流する見通しであることが13日、わかった。野田佳彦首相が「近いうちに信を問う」とした衆院解散・総選挙をにらみ、維新の会が「第3極」の中心として国政に進出することが明確となった。
 大阪維新の会関係者によると、合流が見込まれる議員は民主、自民両党のほか、民主党を離党した無所属議員も含まれる。
 無所属議員の一人は、産経新聞の取材に「大阪維新の会が政党化を正式に決めれば合流する方針だ」と明言。「民主党代表選や自民党総裁選の動向次第で、両党から合流する議員はさらに増えるだろう」とも指摘した。
 維新の会は現在「所属国会議員が5人以上」などの政党要件を満たしていないため、衆院選で選挙区と比例代表の重複立候補ができず、政党交付金も受けられない。このため同会は次期衆院選前に5人以上の現職国会議員を取り込み政党化することを検討していた。
 橋下氏は11日、大阪市内で現職国会議員5人と会談。民主党松野頼久石関貴史自民党松浪健太の3衆院議員と、みんなの党小熊慎司上野宏史の両参院議員が出席した。
 
産経新聞の記事である
 
 
 思うに今回の「消費増税法案」成立によって、民主党は深い言いようのない深手を負ってしまった。相撲でいえば、もう後が無く、うっちゃりもきかない状態である。それらの議員は生きる道を模索し続けているが、残るも地獄、移るも地獄の心境だろう。今となっては、ある意味小沢新党に移った方が残るよりは良かったのかも知れない。
 
 こうなってからの民主党議員の大阪維新の会」への移籍は移る方も受け入れる方も共にかなりのリスクを負う。その比は元民主議員より「大阪維新の会」の方が大きい筈である。何故ならどうしようもない民主議員の駆け込み寺と化せば、大阪維新の会」の新党そのものが亜流と見なされるからである。そんなリスク橋下さん負うのだろうか。