この政治の閉塞感、こんな政治に誰がした

 最近の政治は何だ。国民との約束事をさも簡単に反故にしても、それを謙虚に受け入れる国民。何かが変である。
 約束を守ろうとする者が逆賊で、反故にする者が英雄である。おかしい限りである。
 このような事は何時からなのだろうか。 考えてみるに、10数年前からの、政治に無関心な無党派層なる者たちが現れてからでは無いだろうか。
 人間何時何処から情報を得るのだろうか。今でこそ昼夜を問わずリアルタイムでの情報が得られるインターネットが主流ではあるが、当事は全て5大紙とローカルを合わせた新聞と言うマスコミだけであった。そしてそれの流行の1部のみに感化された者たちのパワーが政治に集中した結果、無党派層なる者たちが生まれた。得てしてこの者たちはそのマスコミの記事に踊らされ、爆発的なパワーで、時の政権さえも揺さぶった。思うに新聞は事実のみを伝えるべき使命が、時を同じくした若者記者の主観的記事を読者が、さも真実の如くに捕らえたのが、当事の間違いだったのかもしれない。それに気付かず、現在まで続いていると言って良い。
 皆さんは報道3羽ガラスと言うのをご存知か。星浩、石見隆夫、橋本五郎の3人である。
 順番は不動のつもりだったが、解かりやすいように左から並べてみた。左派(左翼)、中道、右派(右翼)と言う事だ。
 不運だが、小沢一郎自民党を飛び出してからである。以来小沢一郎はこの3人の連合軍に抹殺されたようなものである。今正に陸山会政治資金規正法違反で起訴された小沢一郎はこの20年このトリオに政治的に殺されたと言っても過言ではないのである。当事このマスコミ紙は記事は好き勝手に書いたと言っても良いのである。何故なら今でこそ記者名を添えてるが、当事は記者名どころか、断定した記事のニュースソースさえ明らかにしなかったからである。それを読者である一般国民は信じたのであった。これ等は本当にペンの暴力と言って良いのである。逆説すれば時の政権党はこの3人が作った。この3人が所属する夫々の報道各社の編集局の最高責任者として、間接的に書かせたと言って良いのである。彼らには日本の将来を捻じ曲げた重大なる責任があるのである。
 
 参考までに彼らのプロフィールを紹介して終わりたい。
 
石見隆夫  毎日新聞 1958.04-2007.03 (京大法卒) 論説委員-編集局政治担当特別顧問
星    浩  朝日新聞 1979.04-現在 (東大教養卒)東京本社オピニオン編集長兼論説主幹代理
橋本五郎    読売新聞 1970.04-現在 (慶大法卒)特別編集委員