こんな男まだ居たのか仙谷由人政調会長代行

 「きょうの国民の生活を守った瞬間にあすの国民の生活が倒れかねない状況で、『国民の生活が第一』と100回唱えようと、何の政治的解決にもならない」。民主党仙谷由人政調会長代行は6日、都内で講演し、消費増税関連法案に反対し新党結成を目指す小沢一郎氏を強く批判した。
 仙谷氏は「今の単年度税収より借金が多く、累積債務額が1000兆円を超える財政の中で、国民の生活がどこまで続けられるのか」と指摘。「増税反対、原発再稼働反対を旗印に訴え掛けるやり方とは何なのか。それがある程度通用するのが、日本の政治の危機だ」と語った。
 
 
との時事通信の記事である。
 
 

 全く恐れ入った。小沢一郎を抹殺して安心出来たとでも思ったのだろうが、そうは問屋はおろさなかった。着々と消費増税法案を廃案か民主党を政権与党から引き摺り下ろす事に、最後の力を振り絞ってる小沢一郎の足音が恐ろしくなったと思われるからか、急に意味もなく吠え出したみたいである。
 思い起こせば国民に選挙時の約束であるマニフェストを、ことごとく破って反故にし、真逆の「消費増税」は少なくとも、どんな言い訳しようとも、国民に対して何の説得力もない。無知な国民は鷹揚にも、財務官僚のマインドコントロールよろしく、一種の政治評論家になった様でもある。それを知ってるからであろう。来るべき「民意を問う」衆議院の選挙において、「消費増税」は錦の御旗にならないのが解かって、尚不味さだけが残った事の恐ろしさも感じて来たからこその不満でもあろうと思う。
 3年前の政権交代は幻みたいなものであった。決して不可能では無かった。政権維持を優先した、小沢一郎の戦略ミスによるものと私は理解している。あの時そのために党首である、鳩山に行政を任せ、自分は党務にとすみ分けしたのがそもそもの発端だった。余りにも急な政権だったために、トロイカの合意をなおざりにしてしまった事である。もう少し詰めていたらと今は遅いが思う。それが直ぐにも出てしまった。鳩山の勘違いである。小沢の主張を良く理解しなかったためでもある。小沢が政権を取ったらと暖めていた「政治主導」である。鳩山は事務次官会議を廃止したり「官僚排除」にしてしまった。それが直ぐに出てしまった。そう沖縄である。以来官僚は皆こぞって背を向けてしまった。沖縄問題を初めとした不手際、これ全て鳩山だけの失敗だけでは無い。「赤信号皆で渡ろう」式の官僚の逆襲と言う「イジメ」にあったようなものである。それからの政府のチグハグさ全てそうである。それを良い事に、この仙谷たちは同じ党の幹部でありながら、手伝おうとせず、わざと静観したのである。それが真相と言ってよいのである。同じ党にありながら、当事より小鳩連合と今の民主党の幹部連中とは野党以上の骨肉の争いみたいな憎悪が息巻いていたから、決して美味く行く筈は無かったのである。今回の「消費増税法案」がその後押しをしたと考えればスッキリしたと私は思っている。
 
 この男やろうとすれば出来たのに、やらなかったのである、どんなに立派な事言おうが、出来るのにしなかった事、これが一番卑怯である。例えそれが嫌いで協力するべきをしなかったのだったら、同じ仲間に居るべきではなかったし、その時に意思表示するべきだったと私は今思う。そして一番卑怯だったのは、自分には出来ずに政権の交代を小沢にやらせておいてのそれだからである。余りにも人間としてばかりでは無く、もうここまで来れば、動物以下でもある。こんなのを国政に送っている徳島県民の常識を疑う。朝鮮王朝の最悪卑劣な側近権力者「ホン・グギョン」にソックリでそれ以下でもある位汚い手を使う、そのやり方は私は世界一嫌いである。
 
 このような状況からして、今後当然小沢新党は、「消費増税反対、原発廃止」のスローガンを掲げて戦うだろうが、民主はどのような公約を掲げるのだろうか。よもや「消費増税賛成、原発再稼動」と言って戦うのだろうか。しかし、主旨はその通りの筈であるがどのようにするのか私には興味がある。是非知りたい。(笑い)
 
 いづれにしても民主党かわいそうなくらい前途多難である。勿論自業自得であるが、じっくり見させてもらう。