お決まりコース---歌手・小林幸子が事務所の社長と専務を解雇

 私は芸能ニュースには疎く嫌いであるが、この中身に金銭が絡むと俄然闘志が湧く?(笑) そんな訳で今回記事にしてみた。まず、このニュースをご覧あれ。
 
 歌手の小林幸子(58)が、87年の独立から25年間にわたり個人事務所を支えてきた社長と専務を解雇したことが4日、分かった。
 5日発売の「週刊新潮」(新潮社)が報じている。昨年11月の医療関連会社社長・林明男氏(49)との結婚後に亀裂が生じたとされ、突然の解雇に2人は困惑しているという。両者はすでに弁護士を立てて協議している。
 芸能生活50周年のメモリアルイヤーを来年に控える小林に“お家騒動”が起こった。
 小林が3月末に解雇したのは、個人事務所「幸子プロモーション」の社長と専務。社長は代表曲「おもいで酒」がヒットした79年から前事務所で小林のマネジャーを務め、87年に小林とともに独立し社長に就任。専務も独立当初から25年間、経理を担当してきた。
 タレントのお家騒動の端緒は得てして本人不在の場合が多い。今回も「林氏と社長との間で起きた問題が広がった感がある」と周囲はみている。
 その後、小林の弁護士が事務所移転などを進め、社長側も弁護士を立てて対応。25年間の貢献に対して退職金ゼロの解雇という形に不満を持っており、弁護士間での話し合いを続けている。新社長には小林自身が就任した。
 
スポニチの記事である。

 
 お決まり、お定まりのコースである。売り出しから労苦を共にしての現在の地位、恐らく解雇されたこの社長と専務の立場に立てば、この小林幸子と言う人、さも冷たい人間と映るだろうが、この手のニュースは今後何週間かマスコミが連日取り上げるだろうから、事の真相はそちらに任せるとして、私は現在の状況においての感想だけを述べて見たいと思う。
 
 この世に聖人君子等いない。どんな人間でも権力を長く持続すればするほど、必ずや腐敗する。これは神代の昔からのお決まりコースである。
 
 小林幸子と共に25年間にわたりその個人事務所を支えてきた社長と専務は、世情に疎い小林に代わりそれこそ全ての権利を行使し、陰に日に身を捧げた事であろう。その過程においては人間である、欲のないのは居ない。公私混同はもちろんあっただろう。こう言う場合、その輪に外部の人間が入ってきた場合には、必ずや路線の対立を見る。それがオーナーの身内となれば尚更である。例えが悪いかもしれないが、他人が羨む仲の良い兄弟姉妹が、相続財産で骨肉の争いが起きる時代である。金が絡めば必ずやこうなる見本と言って良い事例と見ればそんなに珍しい事では無い。
 
 小林幸子が結婚した時点より起きるべくした争いである。
 
 一番の被害者は、そんな事の何も知らない(世情に疎い)小林幸子本人と言って良いのかも知れない。
 
 いづれにしても、我々国民には関係のない話である。