西岡のマイナー降格に見る米大リーグ

 ツインズは19日(日本時間同日夜)、西岡剛内野手(27)の傘下3Aロチェスター降格を発表した。今後はマイナーキャンプに合流する。
 キャンプ施設でロン・ガーデンハイアー監督、テリー・ライアンGMから通告を受けた西岡は「ここには挑戦しに来ているのだし、これで終わりではない。落ち込んでいる場合じゃない。少しでも早く上がれるように頑張るしかない。これからもしっかり前を向いてやっていく」と話した。
 西岡は18日にパイレーツとの練習試合に「2番・遊撃」で出場し4打数1安打。早朝練習や打ち込みもこなし、開幕へ向け調整を進めてきたが、今オープン戦は9試合で打率・240。守備でもミスがあり、左すねを骨折した昨季からの復活をアピールすることができなかった。二塁手はカシーヤ、遊撃手はキャロルがおり、控えも若手でカバーできると首脳陣は判断した。
 3年契約の2年目はマイナーからのスタートとなる。メジャー40人枠にはとどまるが、再昇格にはベンチ25人枠の選手の故障を待つか、3Aで結果を出すしかない。ガーデンハイアー監督は「じっくり課題に取り組み、日本時代の姿を取り戻してほしい」と語った。
 
これスポニチアネックス の報道だ。

 
 私は野球大好き人間である。最近は日本のプロ野球より殆んど米大リーグの試合しか見なくなった。病気で仕事人間から普通の人間に戻ったからと、夜型から昼型に移ったせいかも知れない。それと日本野球の読売巨人一辺倒に嫌気をさしたからでもある。これは私だけではないだろう。それと米大リーグのテレビでの放送が増えた事も一因である。
 
 私は正直この西岡選手が1昨年米大リーグを狙った時に、どうもすっきりしない気持ちを持っていた。こんな事言うと西岡選手とそのファンには怒られるかも知れないが、私は野球人には全ての自由と、選択が本人の意思に任されねばならないと常に思っている。だからこそ西岡選手が米大リーグを自分の意思で選び、そしてその念願が叶われた事は祝福する事こそすれそれ以外の何物も無い。只私は彼が日本野球で特別の卓越した成績や、その持っているキャラが生かされてとの思いが無い事が残念だったのである。
 イチロー松井秀喜松坂大輔、それに今年のダルビッシュ有。彼らを見れば一目両全と思う。成績もその通りだが、その成績に裏打ちされた「何か」があるのである。これは文字には出来ない「何か」である事は野球ファンでは解かってもらえると思う。米大リーグで活躍するには理屈では無い「何か」が備わってなければ出来ないのではと私は最近思う。何故ならそこそこやっても、最終的に日本球界に復帰した、米大リーグ帰りの選手を見れば明らかである。そして、日本人としての「ハングリー精神」を求めて、死に場所が米大リーグであってほしいし、そう願いたいのである。未だ契約せずにマイナーでも米大リーグに残ろうとする松井秀喜のように。