労組事務所の大阪市庁舎退去要請-良くやった橋下さん

 原稿に目を落とすことが多かった橋下徹大阪市長が顔を上げて訴えたのは、職員労働組合との「闘争宣言」だった。
 橋下市長が就任後初の施政方針演説に臨んだ28日の市議会。橋下市長は演説で「大阪にふさわしい自治の仕組みをつくる」「成長は広域行政、安心は基礎行政」と大阪都構想を語った後、「組合が、公の施設で政治的な発言を一言でもするようなことがあれば、断じて許さない」と職員組合批判を繰り出した。
 問題にしたのは、大阪交通労組(大交)など労組による市庁舎内の政治活動。市長選で争った前市長の推薦者カードを、勤務時間に配布したなどとされる。
 橋下市長は、労組側がこの問題で謝罪文を提出しようとしたことを明かし、「組合は謝罪文1枚で済まそうとした。市民感覚とかけ離れている」とかみついた。その後も「ギリシャを見てください。公務員の組合をのさばらしておくと国が破綻する」と敵視する発言を繰り返し、最後は「市役所の組合を改善することで、全国の公務員組合を改めることしか、日本再生の道はない」と言い切った。
 労組批判は用意した原稿にはなく、すべてアドリブで、約5分間に及んだ。さらに、演説後の市の幹部会議でも批判は続き、橋下市長は「組合の言うことを聞かないと人事で冷遇される、という手紙やメールが中堅、若手職員から来ている」と言い放った。
 市の労組出身の民主系市議は苦々しい思いで演説を聴き、「組合を当面の敵役にして、市民受けを狙ったんだろう」と漏らした。
 
これ読売の報道である。

 
 私は以前よりの組合が活動の非合法を合法化してきた事の忌々しさを思う時、今拍手喝采の気持ちだ。橋下徹大阪市長を全面的に支持したい。
 私は昨年このような事は、政権交代前の政権党自由民主党と現在の社民党の前身の日本社会党との長年の馴れ合い合作の産物である事は既に前のブログで書いた。
 自治体職員は、全てにおいて労組の庇護の下にあり、決して楯突く事は許されないし、それを許せば即職を離れる事を意味し、正直職業人としては生きては行けないのである。彼らは、自分の事を棚に上げ、このような橋下徹大阪市長を独裁者と呼び、その首長が民意で選出された大統領的権力を理解しないで、自分達は労働貴族として組合員に独裁者以上の事をしている事は解かっていないらしい。所詮この方々は組合員を担保に取り、それこそ非合法を合法化して来た元凶である。
 報道にあるように、組合員の全てが「組合を当面の敵役にして、市民受けを狙ったんだろう」と漏らしたこの市議達のような感覚であるとしたら、悪いが救いようが無い人々となるであろう。