橋下維新は行政と教育への挑戦である

 地域政党大阪維新の会」を率いる橋下徹大阪市長に対し、与野党がご機嫌取りに動いている。就任あいさつのため上京した橋下氏とは20日に6政党の党首級が面会に応じ、橋下氏から「大阪都」構想への協力を求められると一様に前向きな姿勢を示した。次期衆院選をにらみ、各党とも勢いのある橋下氏との対立は避けたいとの思惑がある。
 「今までの古い仕組みを壊すことを有権者が選択した」。20日に衆院議員会館小沢一郎元代表の事務所を訪ねた橋下氏は、大阪維新の会が勝利した先の大阪府知事大阪市長のダブル選をこう総括。小沢氏は「古いものをぶっ壊さないといけない」と応じ、連携に意欲を示した。
 20日の橋下氏の面会スケジュールは、一政令市長としては異例だった。民主党は小沢氏のほか輿石東幹事長と平野博文国対委員長仙谷由人政調会長代行が個別に会談。自民党谷垣禎一総裁以下、公明党山口那津男代表以下のそれぞれ幹部が勢ぞろいして橋下氏を迎えた。みんなの党国民新党新党改革も各党首が応対した。
 とりわけ民主党は手のひらを返すように態度を変えている。党大阪府連代表としてダブル選を陣頭指揮した平野氏は、笑顔で橋下氏を歓待。都構想に「われわれの目指す分権像とは逆だ」と異を唱えていた前原誠司政調会長も、19日の会談では橋下氏と作家の堺屋太一氏の共著を取り出して「読んでいる最中」とアピールした。同党は20日の政調役員会で、都構想の検討も視野に「大都市制度等ワーキングチーム」の設置を決めた。
 橋下氏は、都構想について既成政党の協力が得られなければ、近畿地方で国政選挙の候補者を擁立する考えを示している。政党不信が続く中での「橋下人気」に各党は警戒を強めており、橋下氏から敵視される状況だけは回避したい考えだ。
 ただ、橋下氏はそんな各党の足元を見透かしており、一連の会談後、「最後の所でだまされちゃいけないから、きちんと維新の会で(国政選挙に)擁立できる準備だけは整えておく」と記者団に語った。
 
時事通信の記事である。

 
 橋下維新の骨格は、二重行政の解消と教育行政の抜本的改革である。
 
 彼が唱える大阪府教育基本条例案を良く見てみると、彼の考え方が良く見て取れる。日本ペンクラブや教育識者がこぞって反対してるが、基本は法律であれ、何であれ、時と共に進化し、常に多様化する事についていかなくてはならないと言うことであり、加速する昨今のグローバル社会に十分に対応できる、人材育成を実現する教育づくりなのである。また彼は私と同じく、今の教師達を全く信用してなく、不信感そのものである。思うにその根底にあるは正にそれではないのかと思っている。
 
 一時期語られていた言葉に「我々の常識教師の非常識」と言うのがある。それほど今の教師は、名指しで悪いが酷いもんである。昔から教師は世襲の代名詞みたいなもんであり、本当にこんなに非常識なヤツがちゃんと教師として勤まってる昨今である。身近な事で言えば、国歌の斉唱と国旗の掲揚に異議を唱える事である。そう言えばすぐ、国歌と国旗はいつ誰が決めたとくる。それも子どもの前で平気で、言った者をなじるのである。スポーツの世界で勝者には、国旗の掲揚と国歌の斉唱で勝者を称えるのが道理である。それさえも否定する。それらの源は色んな諸説もあるし理由もある。だが日本人たる日本国の教師として異議を唱えたいのなら、まず教師ではなく政治家となって、自分の意思と教育を変えればよいものを、末端から子どもを洗脳する姑息さである。
 
 教育の原点は教育基本法である。そして各々の自治の条例である。その条例を決めるのが自治体の議会である。恐らく反対されている方々はそこの考え方が100%理解してないのではと私は思っている。それを独裁と言い、橋下維新は民意の民主主義での決着であるから、政治が教育に関与と言う言い方ではなく、間接的政治の関与と言っているのである。これらの解からない教師の面々は、救いがたい化石と言えよう。