橋下大阪市長が初登庁、大阪都構想現実味

 知事から市長への異例の転身をとげた橋下徹・大阪新市長。自らが掲げる大阪都構想を実現するための初日、橋下流を徹底させるため、さっそく職員に厳しい指示を出す場面もありました。
 橋下徹・新大阪市長は19日午前9時前、職員の大きな拍手に迎えられて初登庁しました。早速、平松前市長から事務の引き継ぎ。2人が顔を合わせるのは、あの選挙戦以降初めてだといいます。
 「お疲れさまでした。ありがとうございました」(橋下新市長)
 府知事に就任した4年前は「大海原にゴムボートでこぎ出す気分」と、自らの立場を小舟に例えていましたが・・・。
 「(大阪市役所は)大型タンカーですよ。巨大艦の船長になった気分です。この船の仕組み自体を変えていきます」
 ちなみに、市長のイスの座り心地は??
 「府知事のイスよりもいいですよ」
 最初は堅かった表情も午前11時から始まった就任会見あたりから、徐々に本来のペースに戻ってきます。平松前市長派の幹部6人の事実上の更迭人事については・・・。
 「人事については報復人事ではない。僕の考えている事を実現するために最善の人事を行った」
 実現させるには、国の協力も必要な大阪都構想。中央との連携については・・・。
 「連携については政治的な判断も必要。いちローカルの市役所所長ですから、えらそうな事は言えない」
 と、言いながらも自然と国への注文が口をついて出ます。
 「生活保護行政ひとつとってみても国の仕組みはむちゃくちゃ。これに対して国会議員や永田町や霞ヶ関は対応できていない。このままやっていたら日本沈没。今の日本、何とかしようと思えば、統治機構を変えないと。責任の所在、権限の所在がはっきりわからない統治機構、これを作り直さないと日本は沈みます」
 会見を終えた午後には市役所幹部を一同に集め、さっそく橋下流を徹底します。
 「決められたルールだけで、ルールですからはキライ」
 橋下流に直接触れた幹部は・・・。
 「一緒にやっていきたい、そういう思いでいっぱい」(市の幹部)
 橋下市長は午後6時には民主党の前原政調会長と会談するなど、21日まで東京で中央政界の要人にあいさつ回りをする予定です。
 
これTBSニュースの記事である。
 

 私は橋下大阪市長の考え方に大賛成である。人口こそ少ないが、大阪は東京と行政形態は実に良く似てる。今のままでは、二重行政そのものである。そのいい例が大学である。大阪府立大学大阪市立大学がある事である。これこそムダそのものであるし、即合併すべきと私は考える。
 
 それに何人かに1人と言われる生活保護世帯である。浪速特有のお涙の産物でもある。
 
 そしてギリシャに似た公務員である。ぬるま湯にしっかりと浸りきった公務員の連中には果たして橋下の意図する政策が理解できるかはなはだ疑問である。そして、その公務員達に間髪を入れずにビシバシとこの世の厳しさを教えて頂きたいものである。
 
 そして平松邦夫市長を支えてきた局長級、部長級の側近市幹部6人について「政治活動関わった」として更迭への人事に、報復人事と批判されているが、これ正に公務員的発想そのものであり、これが民間だったら、即クビである。公務員も戦う限りに於いては、当然その職を賭しての事だろうから、武士としてのけじめとも言って良い筈である。