発病以来のタイムトンネル

 先月の20日の記事以来ほぼ1ヶ月の更新である。間に我慢ならず2~3日記事を書いたが、本格的には今日からと言っていいと思う。
 
 私は所要により、今回2泊3日の旅行をして来た。
 
   1泊は、ビジネスホテル、2泊目は普通の温泉旅館にした。元気な時には、得てしてビジネスホテルを選ばなかった私だが、年を取るに従い、何か他人と逆の事をしたがる自分に不思議な思いを感じている。
 
 普通年を取ると、温泉旅館の温泉に浸かり、部屋食にしてゆっくり美味い物を食べるのだろうが、私は逆で、同じ金を掛けるのなら、布団は寝るだけ、美味いものはたらふく外でを実行するようになった。だからのビジネスホテルである。ところが今回のビジネスホテル、安いの何の、朝食付きで1泊2,990円である。朝食はサービスとの事、私には考えられない値段である。どうしたらそう言う価格の設定が出来るのか不思議で、行くまで興味津々であった。行ってみたら、なるほどと膝を打った。
 
 参考まで、ホテルの案内パンフレットを見たら、ネットの商店よろしく、カタログのオンパレードである。恐らく売れれば何割かのマージン、例え売れなくとも、バナー料金等の設定ではとも思えた。圧巻はサービスの朝食と従業員の数である。説明が前後したが、普通のホテルのロビーにあたるスペースが無い。そこには、スーパー等にあるコーヒーや軽食スペース用の椅子とテーブルが10数組あるだけ。そこがまた朝食のレストランとなるのである。そのサービスの朝食のメニュー、1人前がおにぎり2個とお味噌汁、それにお漬物と納豆、それにコーヒーであったが、何人前食べても結構との事を聞き私は、現代のホテルの経営の真髄を見た気がしたと同時に、この満員のお客を裁く従業員の数が僅か2~3名だった事である。すっぽりと元気な時からタイムトンネルで現代に来てしまった錯覚に落ちてしまっていた。
 
 私はそこで、無造作においてあった自由に使えるパソコン数台の内の1台で、いつものように、ブログを見、コメ出来る便利さを見た。