自民党を平家物語の平家に思える

 「大借金の自民党 幹部会合でもカレー、サンド出なくなった」
と題した記事が次の様に週刊ポスト2011年9月30日号に出た
 
 議員会館にほど近い「パレロワイヤル永田町」といえば、自民党全盛期には金丸信氏、渡辺美智雄氏をはじめ派閥領袖が個人事務所を構え、「政界の伏魔殿」と呼ばれた。しかし今、このマンションに事務所を置くのは、鳩山由紀夫・元首相、山岡賢次国家公安委員長小沢グループ一新会」など民主党ばかり。まさに政権交代の明暗を象徴するビルだ。
自民党の派閥有力者は、野党転落後、次々に「外事務所」と呼ばれる個人事務所を閉鎖し、派閥事務所も大幅に縮小した。かつて赤坂プリンスホテル内に広大な事務所を構え、最大派閥の威光を放っていた町村派(旧森派)も、事務所を雑居ビルの1室に移し、派閥議員全員が入りきれないため、会合は議員会館で開いている。同派議員は落胆の表情を隠せない。
「盆暮れに派閥事務所で森会長から300万円くらいのモチ代、氷代(※自民党派閥の慣習として、夏と冬に所属議員に配られる活動資金のこと。冬は「モチ代」、夏は「氷代」となる)をポンと渡された与党時代が夢のようだ。党からの年間1000万円の活動費は700万円に減らされ、この夏は氷代も半額の100万円になった。冬のモチ代は出ないかもしれない」
自民党事務局が内々に調査したところ、所属議員の事務所スタッフは平均3割減ったという。党本部での幹部の会合でも、定番だったカレーライスやサンドイッチは出なくなった。党職員の給料は25%カット。一時はリストラ案まで飛び出した。

以上である。
 
 
 かって、飛ぶ鳥を落とす勢いだった、あの自民党がである。
 私は自民党には悪いが昔習った「平家物語」の冒頭部分を思い出した。
 
祗園精舎の鐘の声(ぎおんしょうじゃのかねのこえ)、
諸行無常の響きあり(しょぎょうむじょうのひびきあり)。
娑羅双樹の花の色(しゃらそうじゅのはなのいろ)、
盛者必衰の理をあらは(わ)す(じょうしゃひっすいのことわりをあらわす)。
おごれる人も久しからず(おごれるひともひさしからず)、
唯春の夜の夢のごとし(ただはるのよのゆめのごとし)。
たけき者も遂にはほろびぬ(たけきものもついにはほろびぬ)、
偏に風の前の塵に同じ(ひとえにかぜのまえのちりにおなじ)。
 
口語訳
祇園精舎の鐘の音には、諸行無常すなわちこの世のすべての現象は絶えず変化していくものだという響きがある。
沙羅双樹の花の色は、どんなに勢いが盛んな者も必ず衰えるものであるという道理をあらわしている。
世に栄え得意になっている者も、その栄えはずっとは続かず、春の夜の夢のようである。
勢い盛んではげしい者も、結局は滅び去り、まるで風に吹き飛ばされる塵と同じようである。
 
 落ちれば落ちたものである。でもこれ全て自業自得である。
   55年体制以来のマンネリで前を向かなかったからである。
 今現在も歴代の幹事長が保証人になってる、りそなの40億円超の借入金どうするのだろうか。これ全て間接的に我々の税金だったのは間違いない。まさかと思うが、りそなが加盟する経団連がチャラにするのだろうか。だとすれば国民は黙っていないであろうと思われる。
 私は直に自民党の幹部に聞いてみたい。