政治の世論調査に関する記事で笑ってしまった

 8月29日に行われた民主党の代表選では、新聞とテレビが金科玉条のように使う「世論調査で人気が高い」が幻だったことがバレてしまった。本誌が何度も報じてきたことだが、新聞社の「世論調査」や「アンケート」は、最初から期待する結論が決まっており、それに沿った結果になるよう質問を変え、ひどいケースでは回答者を脅すような手法まで使って答えを誘導する。
 今回の代表選では、議員へのアンケートにまで同じ手を使った。ある若手議員が苦笑をおさえて振り返る。
 「A新聞の記者さんから、『代表選で誰に入れるかアンケートに答えてくれ』といわれたので『海江田さんにします』と伝えると、モーレツに“抗議”されましてね。『なんで海江田さんなんですか! あの悪いことをしている小沢が担いでいる人ですよ!』
 相手をするのも嫌でしたが、『そんな聞き方をしたらいかんでしょう。それに、小沢先生は一体どんな悪いことをしたんですか?』と逆に質問したら、『小沢って悪いことしてるんでしょ。えっ、違うんですか?』というんですからね。ちゃんとした記者なのかアルバイトなのかわからないけど、デスクからそうやって取材するように教わっているんでしょうね」

週刊ポスト2011年9月16・23日号の記事である。
 
 
 私はこの記事を見てマジで笑ってしまったと同時に、大新聞社の「世論調査」や「アンケート」とはこの程度かと言う事と、この記事だけでは解からないが記者の程度にも驚かされたのは事実であり、いわゆる大新聞社の「世論調査」や「アンケート」と言うものの一端を垣間見たのは収穫である。
 
 これではいくら確率的なデータと言えども真意の程は?である。大手マスゴミ誌による捏造と言えなくも無い。由々しき問題と言える。
 大手マスゴミ誌の猛省を促したい。