菅首相の作戦勝ち?菅首相の掌で踊る「ポスト菅の連中」と野党

 民主、自民、公明3党は9日、民主党の主要政策見直しで合意し、2011年度予算の執行に不可欠な公債発行特例法案を速やかに成立させる方針を確認した。公債法案は今国会での成立が確定的となった。菅直人首相が掲げた退陣条件のうち残るのは再生エネルギー特別措置法案だけで、3党が修正合意へ最終調整を進めている。首相に月内の退陣表明を求める動きが加速するのは必至だ。
 
これは共同通信の報道だ。
 
 [東京 10日 ロイター] 菅直人首相は10日午前の衆院決算行政監視委員会で、自らの退陣や民主党代表選の時期について、退陣条件とされている公債特例法案などの国会審議が進んでいる中で「私から日程的なことを申し上げるのは適切ではない」と語った。
 公債特例法案が成立する見通しとなったことなどを受け、月内の退陣観測が強まっているが、菅首相は、これまでの民主党代議士会や記者会見での発言を挙げ、自らの発言に責任を持つと語っている。
 平将明委員(自民)の質問に答えた。とある。
 
これはロイターの報道である。
 

 この関係者の方々、気は確かか?。
 どんなに3党合意が進んでも、現実に法案として日の目を見無い事には、物事は進まないのである。そんな事小学生でも解かる事である。だからこそ、そこに「信頼」が存在した筈なのであった。しかし、自民党の大島副総裁等は、幾度も菅首相はその「信頼」に足らない男と言って来たではないか、それをいまさら、合意したから環境が整ったとするのは安易である。今回の攻防をジッと見ていると、さすが菅首相の方がしぶといし、老獪である。一番の馬鹿は岡田幹事長だろう。ただただ菅首相を辞めさせる事のみに集中し、あの自民の若造と、学会の犬に頭を下げてまで民主党の理念を失わせようとした、正にA級戦犯である。
 
 そんな事を横目に涼しい顔をして、ジッと見ている菅首相。彼には今、被災地と被災者の顔は頭に無い。
 
 そして小沢元党首が言うように、私もこの菅直人首相、3条件のメドが付いても辞めないと思う。何故なら今までの言動を見ればとても信用は出来ないし、ここまで落ちれば、何も怖いもの無いからであるからである。
 
 私の希望はここまで落ちた菅首相に、是非衆議院の解散を断行してもらいたい。何故なら誰かも言っていたが、現職の首相としての落選と言う世紀の一瞬を見てみたいからである。