温泉大浴場での思いやりに感謝感激!ありがとうございました!

 私は平成19(2007)年の暮れに脳出血で倒れ、生死を彷徨いながらも復活し、左手足に麻痺は無いが失調(筋肉は動くがコントロール不能)に苦しんで現在に至り、時々リハビリを兼ねた温泉浴を楽しんで来た。

 昨日4月14日(日)天気が良いので今季初の観桜に日本海に行った。かなり天気も良く暖かく風も無く素晴らしい花見だった。帰りに年に数度行ってた事があった日本海傍の温泉に入り夕食して帰って来た。

 そこでは花見の満足さで、浴場の床の滑り易さを忘れて入ってしまった。夕方の6時過ぎだった。いつも以上に気を付け、ソロリソロリ歩き何とか浴場に浸かり、体を洗い上手く上がろうと出口に行こうとしたが結構床が滑り易くなっていた。これは不味い、さてどうして出口まで行こうかと考えてしまった。よしっ!最後は犬のように這ってでもと思ってた矢先だった。入ってたある方が「大丈夫?」と言ってくれて私の手を取り出口まで連れて行ってくれた。共に上がるのかナと思ってたらその方、また浴場に戻って行った。と言う事は、上がらずに私を助けるためだけに出口まで来てくれたのだと解ると再び目頭が熱くなった。どうしようかと迷ってた私は本当に救いの神に思えてありがたくて涙が出た。普段より極度の近眼である私にはその方の顔や体つきが解りにくく、「ありがとうございます」の言葉しか言えなかった。浴場を上がり待ち所で待ってた妻にそれの一部始終を報告したが、妻もその方にお礼を言いたいと言って、しばらく待ち所で待ってみたが表れてはくれなかった。妻には何度も何故お名前だけでも聞かなかったのかと詰られた。

 このありがたさもう一度会ってお礼を言いたいと願ってる今日である。