障害者だから思う重度障害国会議員への想い

 10数年前に小脳出血で倒れ人生を棒に振ってしまった。

 当時還暦だったが人生設計が大幅に狂ってしまった。そこでこれら脳卒中と言う病気は今までと違い、人間として一人前には扱われなくなったと言う事を感じたのはショック以外の何物ではなかった。常日頃より周りの人間より先頭に立って行動して来たと言う自負が完全に打ち砕かれてしまった。この不治の病今後の人生の中でどう生かそうかその葛藤でかなり苦しんだ事を記憶している。よし!それじゃぁ、自分と言う存在を如何に今まで通り維持させるかと言う事を入院中リハビリしながらいつも考えていた。そこでの結論で、よしペンで存在感を発揮しようと考えたのがネットでのブログ開設だった。中学高校時代より国語や社会科目より数学理科の方が好きな理系頭だった私は大の苦手は文章を書く事だった。その私が近所でも評判のガキ大将だった私は一緒になった妻に「あなたって文章が下手ね!」と言われた事が凄いショックだった。そんな私が文章を書くのが天と地がひっくり返る様が解かろうと言うものだ。

 その始めたブログ政治風刺ブログと言うテーマだから毎日更新するためには日々の新聞には毎日目を通さなければならないし、テーマも考えなければならない。日々新聞に目を通すと嫌が上にも国会議員の動静が良く解かる。現在開かれてる国会会期は150日間の第213回定例国会だが、中には重度障害の国会議員が二人居て「筋萎縮性側索硬化症(ASL)」の船後靖彦(63歳)さんと脳性麻痺の木村英子(56歳)さんたちであり、共に「れいわ新選組」の参議院議員である。船後さんは殆ど体は動かせず、動くのは目と僅かに歯で噛む事だけでセンサーを歯で噛んでパソコンを操作し、対話や意思表示をしてる。頸椎損傷の木村さんは電動車椅子を僅かに動く右手で操作して移動してる。この両者は生まれつきではなく動けるようになってからの症例である。確かに人間は法の下での平等は最大限に尊重しなければならないが、事国会議員となれば、それ以上に我々国民の代表として夫々国民のための公僕と位置されるべきと言うのが私の考えである。それが逆に我々国民に養われなければならないとは私的で申し訳ないが不条理ではないのかと思っている。幸運にも私は麻痺は無いが独歩が出来ずまっ直ぐに歩く事が出来ないため、動くには妻に手を引かれての介護が必要だし生活上国の介護手当のお世話になって居るのが現状だ。こんな状況では国のために働く事が出来ず申し訳ないため、出来るだけやれる事は自分でやり、国に迷惑かけないように努力してるつもりである。そう言う事考えれば私的には公僕的役目は本人の辞退が相当ではと思い体の動かない国会議員でいる方々に違和感を持っていると言うのが正直な気持ちである。