人間の尊厳を尊重する「療養病院」の素晴らしさに感動!

 今朝(2月14日)のNHKニュースで「療養病院」の存在を知った。聞きなれない病院だったので関心をもって注視した。普通の病院と違い単なる病気を扱う病院では無かった。どこが違うかと言えば、人間が人間らしく最後の人生を送るための、要するに余生を充実した人生とするための最後の砦とでも言えようか。ここの病院は福井県越前市にある池端病院と言う病院だ。ここの病院の診療科目は内科, 外科, 皮膚科, 小児科, 整形外科, リハビリテーション科, 胃腸科とそんじょそこらの田舎の総合病院に匹敵する以上の病院でもある。ここの院長池端幸彦(いけばたゆきひこ)先生はまだ70歳前で現在も乳幼児から高齢者まで幅広く地域の患者さんの外来・訪問・入院等の診療に携わる一方で病院経営も積極的に行っている近所でも評判の先生である。私が感動したのは唯の診療だけでなく、人間の尊厳である、人間として全うするための気遣いとして、患者本人を第一に考え、患者本人が今一番何をしたいのか、何を望むのかを第一番に考えた診療である。そのために患者は99%家に帰って暮らしたいというのであり、そのために自宅に帰して最大の医療体制を組むのだそうである。私はその考えに感動した。人間の最期は自分で決めるのがベストであると言う事を教えられたニュースであった。