能登半島地震の被災と大阪万博開催のギャップに驚く!

 先日高市早苗経済安全保障担当大臣が大阪万博の延期や縮小を首相に願い出たらしいとの報道があった。私的には正にその通りと思ったし私的には中止を求めたい。今までの報道を見ると、大阪万博当初予算の800億円より5割増しの1200億円超の試算である。それに比し後で起こった災害だが、石川、富山、新潟の3県で計1・1兆~2・6兆円にのぼるとの被災額推計を政府は発表した。

 戦後の経済復興により驚異的に成長した、今では経済大国の仲間入りをした我日本国、と言えども能登半島地震の被災額は並大抵の額と言えよう。そんな折、国民に不評の大阪万博開催に1,200億円ものカネをかける余裕等無い筈である。その金額の中には木造の「大屋根」に総木材量は約2万㎥も消費されしかも350億円もかけた建造物は万博が終われば解体されるとの事、いくら経済大国と言われてもこの金額のムダ世紀の大ムダ近年に例が無い。大阪万博の言い出しっぺの堺屋太一さんや、それを一緒になって推進した、当時の橋下徹大阪市長や当時の松井一郎大阪府知事にも責任の一端はある。

 我々国民の庶民感覚では到底図れない事業と思え再考を進言したい。