菅首相「脱小沢」の本当の意味解っているのか

 「脱小沢」は今年の流行語大賞に入賞した。

 何故この言葉が受けたのか。それは小沢以上の政治家が居なかったからである。

 自民党時代より田中角栄率いる木曜クラブに身を置き、竹下派の傀儡政権を作り、自民党を離党し8党連立の細川政権を作り、そして昨年政権を交代し鳩山政権を作って常に政権を動かして来た、故にその傀儡を嫌う代名詞と言えたからである。小沢一郎は常に政権の中枢に居り、2003年の民主党と小沢自由党の合併により、55年以来の自民党に代わり得る政党に変えたのである。政権を交代した今、小沢無くしての民主党は有り得ないのである。だからこそ、自民党中川秀直元幹事長が言うように、民主党の「脱小沢」はマスコミ向けのポーズで終わるのである。
 
 それをも解らず「脱小沢」を叫ぶ首相と岡田幹事長は、現実を知らない洞察力の欠片も無い輩である。