広島県安芸高田市の市長が市議会議員定数の削減を検討している事に大賛成だ!

 広島県安芸高田市の石丸伸二市長は24日、定例記者会見で、市議会議員の定数を現在の16から半減して8にする条例改正案の提出を検討していることを明らかにした。早ければ6月10日開会予定の定例市議会に提出する方針。首長による異例の大幅削減の提案検討に議員からは「理解できない」と困惑の声が上がっている。

 

 「議員半減案」について石丸市長は「抜本的な財政健全化が必須で、議員に対する市民の評価も踏まえ、定数を据え置く必要はないと判断した」と述べた。また、3月定例市議会で副市長の定数を2人から1人に減らす条例改正案が議員提出され、可決されたことを受けたとも説明した。副市長を巡っては、石丸市長が公募で選んだ女性を2人目として選任する人事案が2021年、繰り返し否決されている。当時反対討論では「財政難」を理由に挙げた議員もいた。

 

 石丸市長は会見で「私の思いや感情は一切入っていない。議会の意思を尊重し、議会が是としたロジックをそっくりそのまま運用すべきという判断のみだ」と強調した。

 

 市議会の宍戸邦夫議長は詳細を把握していないとした上で「議員定数は民主主義や自治の根幹。これまでに議会で定数削減の話はしたが市長から提案というのは聞いたことがない。副市長と市議会議員では次元が違い、理解ができない」といぶかった。

 

 市議会の議員定数は04年3月の旧6町による合併後、議員発議の条例改正で段階的に削減されている。【岩本一希】

 

 

これ「市長が議員定数半減議案の提出検討 困惑広がる 広島・安芸高田」と題した毎日新聞 2022/05/24 20:12の記事である。

 

 

民主主義の根幹である議会の定数を削減しようとする事は今後に良い結果をもたらすだろうと私的には歓迎したい。日本人だけではない!人間現状を是とするだけでは脳がなく、いくらかでもスッキリとした精鋭部隊で議会を維持する事が今後に活性化をもたらす要因になる筈である。

国内の各地方自治体の議会議員の現状を見れば、少なくとも半分以上は議員を職とするいわゆる職業議員が多数と思われる。本当の意味の住民のための公僕なる議員が少な過ぎる。要するに議員としてのその地域のプロフェッショナルが居ないと言えるのである。これでは地域に活性化を求める議会人がいないともとれるのである。今後社会構造が多様化し、それに臨機応変に対応できる人材の育成こそ必要であり急務と言えるのである。私的に市町村議会議員と話してみるに現在の議員は何と程度が低いか驚く事が数多い。

よってプロフェッショナルな精鋭部隊を選別する意味でも議会議員定数は半分もいらないと思う。現状は多過ぎ余分な議員が多く経費節減の意味でも減らす事には賛成だ。