この夏の参議院選を前に公明党と自民党の相互推薦が遅れている事は喜ばしい事である

岸田文雄首相は18日、官邸で自民党遠藤利明選対委員長と会談し、参院選での公明党との協力に向けた調整状況について説明を受けた。公明が自民との調整が進まないことに不満を隠さず、自民候補の推薦見送りをちらつかせる異例の展開となっているためだ。公明からの推薦の有無は改選数1の「1人区」の自民候補の当落に影響しかねず、自民は事態を軟着陸させたい考えだ。

 

「一つずつ丁寧に、そして公明党からも理解されるような形で進めていきたい」。遠藤氏は首相との会談後、官邸で記者団の取材に応じ、こう伝えたことを明らかにした。背景には公明が、自民の準備状況について「遅れているのは残念だ」(山口那津男代表)などと公然とクレームを入れていることがある。

 

これまでの参院選では、自民が改選数3以上の複数区で公明の候補を推薦し、公明が1人区を中心に自民候補を推薦する「相互推薦」を通じて、ともに票の上積みを図ってきた。3年前の前回参院選の実績も踏まえ、公明は夏の参院選では東京、大阪を除く改選数3以上の5選挙区で自民に推薦を求め、昨年12月末までに協定を締結するよう要望していた。

 

しかし、期限までに自民から返答はなく不満を募らせた公明は、山口氏が15日、党地方組織幹部に自民候補の推薦見送りを検討していると伝達するに至った。協定締結の期限を昨年末としたのは、地方組織や支持母体の創価学会の準備態勢づくりを急ぐ公明の都合だが、自民にも事情はある。

 

昨秋は党総裁選に衆院選が続いたこともあり、自民の候補擁立作業は通常より「2カ月遅れている」(自民選対幹部)。また、複数区のうち、自民候補が3年前に最下位で辛くも当選した兵庫選挙区では、公明候補への推薦が自民候補の得票減につながり、当落を左右しかねないとの懸念が特に強い。地方組織との調整や全体の候補者擁立作業を飛び越えて、公明と協定は結べないというわけだ。

 

自民内には、山口氏らの言動は牽制(けんせい)にすぎず、最終的には公明にもメリットのある「相互推薦」に落ち着くと楽観する向きがあり、重鎮の一人も「独り立ちできるものならやってみろ」と強気の姿勢を見せる。ただ、ある公明幹部は相互推薦を否定し「32ある1人区をどうやって勝てばいいのかと、自民は困ると思う」と突き放しており、選挙協力をめぐる両党の「ウィンウィンの関係」(自民選対幹部)の円滑な構築は、必ずしも見通せていない。(原川貴郎、児玉佳子)

 

 

これ『公明が公然と不満 選挙協力遅れ 自民「丁寧に理解」求める』と題した産経新聞 2022/01/18 19:19の配信記事である。

 

 

公明党と言う党は最早野党には戻る気はサラサラ無い事だろう。形の上では自民党との相互推薦で、自民党をここ迄したとの自負もあろうが、名前の通り公明=公正ではなく、どちらかと言えば自己都合よろしく不公正と言った方が良いだろう。あの学会党の勧誘の仕方を見れば一目瞭然だ。私も学会の友人の勧誘の仕方を見れば、所かまわずと言った方がよろしく、とても公党の姿には程遠いと言える。とても名の通り公明とは言い難い。こんな党の力を借りなければならない自民何て、支持する資格さえ無いと言わねばならない。大体憲法違反の政党が存在する事自体がおかしい限りだからだ。