横浜にカジノを含む統合型リゾート(IR)の取りやめを公約に横浜市長に立候補表明した小此木八郎衆院議員の英断をを評価したい

国家公安委員長を25日に辞任した小此木八郎衆院議員(56)=神奈川3区=が同日、横浜市役所で会見し、横浜市長選(8月22日投開票)への立候補を正式に表明した。

 

 小此木氏は自民党神奈川県連会長も務める。横浜市が山下ふ頭に誘致を進めるカジノを含む統合型リゾート(IR)への賛否が市長選の最大の争点とみられているが、小此木氏は「市長になることができれば、最初の仕事はIR構想をとりやめることだ」と明言した。

 

 IRをめぐっては政府が旗を振り、市議会の自民党会派は関連予算に賛成してきた。ただ小此木氏は市民に反対が根強く、コロナ禍が続く中、昨年12月ごろから誘致する環境が整っていないとの思いを強め、5月下旬に菅義偉首相に立候補の決意を伝えたという。会見で「財政的な課題はあるが、横浜の将来に向けてIRに代わる新たな政策を考えたい」と話した。(松沢奈々子、足立優心)

 

 

これ『「市長なったらIRやめる」 横浜市長選に出馬表明の小此木氏が明言』と題した朝日新聞 2021/06/25 22:33の配信記事である。

 

 

 統合型リゾート(IR)構想は我々日本人の中産階級意識が根付いた証拠でもあろうし、日本特有の都会偏重思考の表れでもあろうと私は思う。外貨や資金回収の手段に手っ取り早い方法だと思うが、要はこの構想はそれこそギャンブルと言え、失敗すれば国をも巻き込む損失は計り知れない。それでなくとも若年層から高齢者までのギャンブル依存症に悩む国として拍車をかける事請け合いだ。そういう意味においては天文学的投資金をつぎ込むリスクを掲げて中止を公約に立候補する小此木議員上手いところにめを付けたと言っても良いが、何か裏があるのも感じたのも事実である。親父である故小此木彦三郎さんの秘書をして宰相にまで出世した現菅義偉首相との軋轢も感じた。