菅首相が公明党から政権の「おごり」を指摘されるのは、筋違いであり公明党自身の与党ボケだ!

 21日の衆院代表質問で、自民党議員らの「政治とカネ」の問題をめぐり菅義偉首相に対して公明党から政権の「おごり」を指摘する声が上がった。日本維新の会新型コロナウイルス対策の特別措置法改正の遅れを問題視。首相と良好な関係を築いてきた両党が公の場で相次いで苦言を呈する異例の展開で、次期衆院選をにらみつつ一定の距離を取る形となった。

 

 「政治は『信なくば立たず』だ」。公明党を代表して登壇した石井啓一幹事長はこう述べた上で、「緩みやおごりを排し、謙虚さと誠実さを持って政権運営に当たり、国民の期待に応えるため力を尽くすべきだ」と訴えた。質問ではなく意見表明の形にとどめたため、首相は答弁しなかった。

 

 自民党関連の不祥事としては、安倍晋三前首相が絡む「桜を見る会」前夜祭問題、元法相の河井克行被告夫妻=ともに離党=の公職選挙法違反事件、吉川貴盛農林水産相=離党、議員辞職=が在宅起訴された贈収賄事件がこのところ社会の耳目を引いた。首相は安倍政権で官房長官を務め、河井、吉川両氏とは初当選同期で親しい間柄だ。

 

 公明党安倍氏と比べて菅氏に近く、菅政権発足を歓迎していた。ただ、政治とカネの問題には敏感で、石井氏は21日の質問後、記者団に「一連のスキャンダルも念頭に置きながら発言した」と明言した。

 

 一方、維新の馬場伸幸幹事長は代表質問で、昨年2月から7回にわたる党の提言を通じて特措法改正や水際対策の強化を求めてきたと強調。「政府が重い腰を上げたのは昨年12月下旬に入ってからだ」と指摘した。首相は「私権制限には慎重な意見がある」と理解を求めた。

 

 大阪を拠点とする維新は、2025年国際博覧会(大阪・関西万博)の開催やカジノを含む統合型リゾート(IR)の大阪誘致をめぐり首相と連携してきた。だが、コロナ対策に関しては国民の不満が強いとみて、「政府は後手後手」(馬場氏)などと批判的。同氏は代表質問で、時限的な消費税率引き下げや休業要請に応じた飲食店の損失全額補償を求めた。

 

 石井氏も代表質問で、コロナの影響を受ける社会的弱者や中小企業などを対象とした支援拡充を主張した。公明党衆院選に加え、7月22日の任期満了に伴う東京都議選を国政選挙並みに重視する。各種世論調査内閣支持率の落ち込みは顕著。公明も維新も決戦に向け、党独自の取り組みのアピールを狙ったとみられる。

 

 

これ「公明、首相に異例の苦言=維新もコロナ対応問題視―代表質問」と題した時事ドットコム2021/01/21 19:57の配信記事だ。

 

 

公明と維新には自民党を批判する資格は無い!

何故なら安倍・菅体制だった安倍政権には是々非々の対応を取らず、丸のみだった筈だからだ!今更何を言うかと思う。唯宰相の責任の下の実務者だった当時の菅官房長官が、自らの政権時の政策実行過程において、もしかすれば、この二党の要求を拒否した可能性があったからではと私的には思える。それは是々非々の、「ダメなものはダメ」と言う菅首相の性格が起因してる可能性が大である。つまり親しくなったから何でも良と言う今までのやり方を菅首相自身が、権力者としての自制の心の無かった安倍前首相の「桜を見る会問題」を見てトラウマとした感があるからだ。